47話 指すべき場所は何処にある
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「何だったのですか?」
「よくわからないです」
私たちは噂で聞いた預言士を捜すためにバチカルに向かうことになった。アルビオールに乗って直ぐにジェイド訪ねられる。寧ろ私のほうが教えて欲しいくらいだ。
「まぁ、心配してくれてると思うんですけど」
そう言えば私の体はもう何ともないって事言うの忘れた。きっと気にしてるだろうし。上手く行ったというのはシェリダンで私が瘴気を消したことを見たからその事だと思うんだけど。ティアが瘴気に侵されてるのは知ってるから。
「……あれ?どうかしましたか?」
訪ねてきた割には、答えたというのに反応がない。足と腕を組んで、前の座席を睨みつけるように見つめている。少し顔色も悪い気がするけど。
「……いえ、少々悪寒が……」
バチカルに近づくにつれてなぜか。というジェイド。ああ、何となくわかった気がする。防衛本能というか、うん。わかっちゃうというか、感じちゃうんだ。そこまでいくと寧ろ好きなんじゃっておもう……
「なななななな何してるんですか!?」
人が関心してる間に何してるんだろうか。さっきまであれだけ顔色を悪くしていていたというのに。しれっとした表情で私のことを抱きしめてるし。いくらみんな前の座席に着いてるからって。
「こうすると治るんですよ」
「随分都合がいいですね」
だんだん慣れてきた私はどうかしてるんだろうか。さすがにもう慣れないといいおもちゃにされちゃう。
「たまには甘えたいんですよ」
ひ、卑怯だ。そう言われたらダメと言えない。私が言えないのわかってて言うんだから、卑怯だよ。誰も振り返りませんように、と願っていたらこめかみの辺りにキスをされた。
「……少しだけですよ」
断れるわけがない。だって、甘えたいのは私も一緒だから……