47話 指すべき場所は何処にある
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「なら一緒に探そう!」
「レプリカと慣れ合うつもりはない」
目的が同じなら一緒にと言うルークにアッシュは拒否する。慣れ合うつもりはないというアッシュにルークはレプリカだからアッシュの助けが必要だとと更に願えば、アッシュは声を荒げていい加減にしろ!と怒鳴り返す。それを見るみんなは、ああまた始まった、とちょっと呆れた風に見る。
「やめなさい!二人とも喧嘩してる場合じゃないでしょう?」
ティアに怒られて二人は黙ってしまう。不機嫌そうな表情のアッシュは他のセフィロトを回ってみると、おまえたちは勝手にしろとか連絡ぐらいはしてやると。まあ、これもいつものように上から目線。
「……真咲」
立ち去るために歩き出した、アッシュが急に足を止めて振り返る。顎でこっちに来いとしたので、ちょっとムッとしたけど彼の側へと行く。
「なに?」
目上を顎で呼ぶなんていいご身分だね。と少し睨むと、うっと小さく呻く。ちょっと珍しいものが見れたぞ。けど本当に何の用だろう。なんながいる中、わざわざ私だけ呼び出すなんて。
「……上手く行ったのか?」
何が?と聞きたくなったけどもしかして。凄く複雑そうな顔してるけど、私の想像通りなのかな?
「ティアの体内の瘴気は消したし、イオン様も無事だよ?」
違ったかな。イオンが死ぬことはアッシュは知らなかったはずだし。というかアッシュが何処まで知ってるのかがわからないから答えようがないんだけど。
「アッシュ……もう少し肩の力抜いてね」
焦る気持ちも分からないでもないけど、アッシュに何かあってからでは遅い。
「なせば成る」
そう言うと、アッシュは微かに微笑んで今度こそ去っていった。結局の所、何だったんだろう。まあ、いいかな?