47話 指すべき場所は何処にある
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望みはどこへ行くのか
その先に何が見えるのか
混沌な思いを抱きつつ
ただ足を向けるのみ
「アッシュの奴本当にここにいるのかな。せめて俺もあいつに呼びかけられればいいんだけど」
アッシュを追ってロニール雪山にやってきた。着いたのはいいけど問題はここのどこにいるのか。
「仕方ないさ。とりあえず奥のセフィロトまで行ってみよう」
いるとしたらこの辺りではなくセフィロトだろうとさらに奥へと足を進める。私たちが行く先からこのロニール雪山には似つかわしい三人組が歩いてきた。
「あらん。坊やたちもローレライの宝珠を探してるの?」
「なんでおまえたちがローレライの宝珠のことを知ってるんだ!?」
相変わらずクネクネしながらこちらへと歩いてくるノワール。彼女の口から宝珠の名が出るとルークが驚きの声を上げる。ルークだけでなくみんなも表情を変えた。
「そりゃあ、アッシュの旦那がうるせぇからな」
「あんたが宝珠を手に入れ損ねたとかで、そりゃあご立腹でゲスよ」
やれやれとわざとらしく溜息を吐くヨークとウルシー。が、それよりナタリアがアッシュの名に反応する。
「お待ちなさい。では、ここにアッシュはいるのですか!」
ナタリアが詰め寄るように問いただせば漆黒の翼の三人は顔を見合わせてもう一度溜息を吐く。
「あらん。あっちもナタリアナタリアうるさいけど、こっちもアッシュアッシュとかしましいねぇ」
「ナタリアが六割、レプリカが三割、残りはヴァン。旦那の話はこれでできてるからなぁ」
ノワールたちの言葉にルークとナタリア以外が納得と頷く。ルーク、アッシュ、ナタリアは互いのことで話が出来てる気がしないでもない。想像が付きすぎて苦笑いしか出ない。