45話 終焉への始まり
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「……なるほど。そういうことでしたの」
まずはケセドニアであった事を。あれはレプリカ兵で再び戦争を起こさせるための工作。その為にキムラスカの軍服を着せていたのだから。
「確かに私は、マルクトを攻撃するような命令はしていない」
「我が国は無実です。ですが、どうしてそれを真咲が?」
一斉に私へと視線が向けられる。ここであの軍団がレプリカ兵士の可能性があるとわかるのに私がすでに証明している。そして他にも疑惑が。ここで話すことを覚悟しての行動だったのだから、全てを話さないと。
「私から話しますか?」
いざとなると口がなかなか開かない私を見かねてかジェイドが声を掛ける。代わりに話そうかと問うとルークたちはジェイドへと視線を移す。なぜジェイドが話すのかと。
「いいえ。私が……話します」
ゆっくりとゆっくりと言葉を発する。私が今までの事を全て知っていたことを。ルークたちと出会ったチーグルの森から今現在までの出来事を。全て私の世界ではゲームとして話が存在すること。ヴァンが生きていることを知っていたから地核へと飛び込んだ。知っていたからケセドニアにいた。あえて、未来は何処まで知っているかは言わなかった。みんな黙って聞いていた。
「……ずっと内緒にしててごめんなさい」
騙してたのだから、今ここでみんなから罵倒されて見限られても仕方ない。自業自得なのだから。そうなったら私は好き勝手にやらせてもらうつもりでいる。
「大佐はいつから知っていたのですか?」
最初に沈黙を破ったのはティアだった。代わりに話すと言ったことを覚えていたからだろう。
「外殻に上がり、グランコクマに戻ったときです」
そこで陛下と一緒に話を聞きました、と。陛下も知ってるんだ、アニスがボソッと呟く。