45話 終焉への始まり
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「真咲さん!こちらにいらしてたんですか?」
「あの後ね」
「あれ?何でノエル驚かないんだ?」
アニスと合流後、アルビオールへと乗り込むとノエルが立ち上がり側へと寄ってくる。
「まあ実はノエルは知ってるんだ。最初に再会したのがノエルだから」
「真咲さんにお願いされていて内緒にしてたんです」
ごめんなさいとノエルが謝る。悪いのは口止めをしていた私なんだけど、それでも黙っていたことには代わりはないと。
「と言うことはシェリダンにいたの?」
「少しの間はね」
ルークがノエルの所へ行った頃には私はケセドニア。
「ジェイドさん。ちょっといいですか?」
バチカルへとアルビオールが発進し、私はジェイドの横の席に着く。何です?とこちらに顔を向ける。
「先にお願いが……」
「今度は何をしようというのですか?」
前もって言っているのに、凄く嫌な顔をされてしまった。
「えっと……バチカルへ行った後、移動方陣を使いたいんです」
彼にしか聞こえない程度の小声でそう言うと目の色が変わった。目を細くし険しく。
「詳しくは言えません。ただイオン様とアニス、みんなのためとしか……」
言うわけにはいかない。この先の事なんて。この物語の中でも素直に納得の出来ない出来事。けどそれを全部覆す手段を手に入れた。今の私なら出来る。
「そんな風に言われたら駄目だと言えないではないですか。無理はしないで下さいね」
「はい……あとーいつになったら着替えていいんですか?」
私の衣装は変装したときのまま。宮殿から出たら着替えさせてもらえると思ってたんだけど。
「もう暫くはそのままですよ」
すぐに着替えたらお仕置きにならないじゃないですか。と笑顔で言われた。そんな簡単に許してもらえるとは思ってなかったけどね。