45話 終焉への始まり
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「なんだ?レプリカだっていじめられたのか?ならガイラルディアと一緒にここで暮らすか?」
「陛下。笑えない冗談はやめて下さい」
ピオニーじゃないけど私もちょっと本気でいいなって思っちゃったり。だって毎日ルークを可愛がれるならって。ピオニーに自信を持てと言われて少し笑顔を取り戻すルーク。
「あとはアッシュの件だな……」
「はい。陛下の推測通り、彼は六神将の生存を知っていましたね。プラネットストームの活性化についても見当がついていたようです」
シュレーの丘でのことで推測は確信へと変わった。ティアが何故アッシュを探してるかと問えばピオニーはローレライの鍵を持っているという目撃情報があり、それでプラネットストームの活性化を抑えられるのじゃないかという話があると答えた。
「そういえばリグレットもローレライの鍵がどうとか言ってたな」
「ええ。教官たちも、ローレライの鍵を探してるのかしら」
だからアッシュと接触をした。こうなるのを知っていたけど伝えなかった。せめて一人で行動させないように念を押しておけばよかった。聞いてくれるとは思わないけど。
「しかしガイたちの報告を聞くと、プラネットストームの活性化はローレライがどこかに封じられていることが原因ですよね?それが事実なら、鍵よりもまずはその状況を理解するべきではありませんか?」
そう言いながら私の方へと視線を向ける。正確には感じた。知ってますよ。と返事をする代わりに目を閉じる。
「ローレライの声ってルークにも聞こえるんでしょ?なんか言ってなかったの?」
「うん……外殻大地を降ろした時以来、ローレライの声は聞こえないんだ」
思いだそうとしてるのか、首を少し傾げ視線を巡らせる。その時はなんて?と更に聞かれ、えっとと話し始める。それが驚愕の内容とは知らずに。