43話 手を取る未来の為に
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「みんな!無事だったのか!」
ジェイドとアニスと一緒に奥へと進み、そこでガイとナタリアとも合流しルークとティアを待っていた。差ほど待たないと思っていたけど、意外と長時間待つことになった。私たちは体力の回復と共に時間の無さへの苛立ちが募った。ただ、焦っても仕方ないと表だってはそれを見せることはなかった。が、更なる自体が私たちを待ち受けていた。
「それはこちらの台詞ですわ。あんまり遅いから、心配しておりましたのよ」
「ごめんなさい」
けど無事に辿り着いた二人の姿を見て、みんなも安堵の息を吐く。が、すぐに顔を見合わせると、何事だとルークとティアも顔を見合わせた。
「二人をお待ちしていました。大切な話があるのです」
「なんだよ、改まって」
ジェイドの雰囲気に息を飲むルーク。そんな中で口を開いたのはガイだった。
「この先にパッセージリングがあるらしいぜ」
「じゃあこの先にヴァン師匠がいるのか……」
すぐそこにヴァンがいる。ルークとティア、二人の表情が硬くなる。その二人にアニスが、ヴァン総長を倒したら、すぐ外殻を降ろすんだってと伝えると、驚いた顔でジェイドを見る。
「やっぱり時間が足りないのか?」
「ええ。ここからラジエイトゲートまで、アルビオールでもかなり時間がかかります」
多分、その間に外殻大地は崩落する。ここに来て発覚した現実。思った以上に時間がかかってしまった。ラジエイトゲートを起動せずに、外殻をどう降ろすのかととうティアにジェイドは、ここの制御装置に『ラジエイトゲートへの命令をアブソーブゲートに変更する』と書き込む。パッセージリング同士は繋がっているから理論上は可能だと。
「そうですね。ゲートは起動させていないんですもの」
それしか方法はない。やらなければならない。その後は?とルークが問う。