41話 空を胸の内に隠す君
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「そこまで言うなら、いいでしょう。では次のパッセージリングリングへ向かいましょう」
「次って、ロニール雪山でしょ?おっかない魔物がたくさんいるっていう」
ティアの決意はわかった。それならばもうそれについては問わない。後回しにしていたロニール雪山に行こうというとアニスが溜息を吐く。ロニール雪山で決着をつけようというリグレットのことも思い出す。
「危険な場所ですが、そこには確かにパッセージリングがあります」
行かなくては外殻大地を全て降ろすことはできない。いずれは行かなくてはいけない場所。ルークがティアに改めて問うともちろんよと頷く。
「よし、それならロニール雪山へ向かおう」
「できれば一度ケテルブルクで休息をとりませんか?ネフリーに最近のロニール雪山について、聞いておきましょう」
よし行こうと集会所から出ると、ミュウがワイヨン鏡窟から連れてきたチーグルと待っていた。
「ご主人様、この子をどうするですの?」
「そっか。そうだなぁ……森に戻すにも、あそこは今魔界か……」
連れて行くわけにもいかないと困っているところにアストンが戻ってくる。悩む私たちを見て、このチーグルはアストンが預かってくれることになった。それに安心したミュウは深々と頭を下げた。うん、可愛い。
「……ロニール雪山、か」
ここで来た。元々引き返せない道だけど、歩んできた道を思い返すと緊張が走った。
複雑な思いを
胸に秘めながら
前へと進む
次に行くは雪原の地