39話 君の言葉の意味を知る
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「ありがとうございました」
「くれぐれも、無理をしないで下さい」
医務室で集合するとティアの検査は終わっていてちょうど薬を受け取っていた。旅をしているからかかなり大きな袋だった。薬と言っても瘴気を消してくれるわけでわけではない。ただ痛みを消してくれるだけ。その薬を見るみんなの顔も少し複雑そうだ。
「これからまたセフィロトの降下作業か……」
「でも次のセフィロトはどこですの?たしかセフィロトと言われる場所で行っていないのは、パダミヤ大陸とラーデシア大陸と、シルバーナ大陸ですわよね」
ティアを思ってか溜息を吐くルークを余所に次のセフィロトの場所を問うナタリア。ルークの気持ちも分かるけどそうも言っていられない。ガイがアブソーブゲートとラジエイトゲートを除けばなと付け足す。案の定、ルークがどこにあるのかと訊く。
「アブソーブゲートはケテルブルクの北東だな。ラジエイトゲートは、バチカルのずっと南の島だって話だ」
「その二つは最大セフィロトですから後回しです。魔物も他の地域より強いという話ですし」
とにかく今は他のセフィロトにあるパッセージリングの場所を特定しなければと。ここにユリアシティの研究者がいるとのことでその人物を訪ねることにした。
「今確実に場所を特定できるのは、メジオラ高原の奥部と、ロニール雪山だけだ」
「……ロニール雪山ですか。あそこは六神将が任務に訪れた時、凶暴化した魔物に襲われて大変な怪我を負ったと聞いています」
危険だから最後にした方がいいというイオンにジェイドが地元の住民でも近づかないと同意する。
「よし、じゃあまずはメジオラ高原に行こう」
「ならその間に、もう一箇所、パダミヤ大陸のセフィロトの場所を特定しておこう」
研究者に礼を述べ私たちは研究所を後にした。