39話 君の言葉の意味を知る
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その時はまだ知らなかった
あなたの言ったことを
その意味が
あの一件で
ようやく知った
無事、地核から脱出した私たちはその足でベルケンドに向かった。シェリダンの状況は気になったが今はティアの体の方を優先することにし、そのついでにベルケンドの知事に報告と状況の確認する事にした。
「ルーク様!シェリダンから報告を受けました。地核へ向かわれたと……」
ベルケンドの知事宅へ向かうと彼は私たちの姿を見るなり駆け寄ってきた。シェリダン、と聞いて顔色を悪くしたルークはこれまでの経緯を説明した。命をかけて、の言葉に知事も表情を暗くし、そちらの状況を説明してくれた。イエモンさんたちのことも報告を受けていてインゴベルト陛下らもダアトに抗議しているがヴァンはすでにダアトを離脱して行ったことだと取り合わないという。
「……申し訳ありません。我がしもべの罪は私の罪です」
「……ところで、今もファブレ公爵とヴァン謡将は繋がっていますの?」
深く頭下げるイオン。話を変えるナタリアに知事は首を横に振り、街から引き上げたという。
「なら、頼みがあるんだ」
「彼女の体調が優れないんです。精密検査をお願いします」
「承知いたしました。研究所のシュウをお訪ね下さい」
知事に検査を願い出ると二つ返事をもらい私たちは知事宅を後にした。今回はもう神託の盾がいないから周りを差ほど気にせず歩ける。
「そう言えば、真咲も検査を受けるんだよねぇ?」
「そういや、そんな事も言ってたな」
研究所へ向かう途中、ふと思い出したように訪ねるアニス。それを聞いてルークが私の方を見る。そして私はジェイドを見る。