38話 変えてしまうことを恐れずに
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『私は、おまえたちによってローレライと呼ばれている』
「第七音素の意識集合体……!理論的には存在が証明されていましたが……」
名乗るローレライに驚きを隠せないみんな。まさかローレライが目の前に現れるなんて思いもしなかっだろう。
『そう。私は第七音素そのもの。そしてルーク。おまえは音素振動数が、第七音素と同じ』
もう一人のおまえと共に、私の同位体だ。そんなルークに頼みごとをしたいと。とてつもない力がローレライの力を吸い上げ地核を揺らし、セフィロトを暴走させている。と話し始める。
『おまえたちによって地核は静止し、セフィロトも止まったが、私が閉じこめられている限り……』
そこで光が消えティアがその場に崩れるように倒れる。
『……おまえに力を……』
シナリオにはないセリフ。それが聞こえると同時にパンッと私の中で何かが弾けた。目の前が光に包まれたかのように青白くなって、みんなもこっちを見て。光が消えると心なしか体が軽くなった気がしないでもない。それがどういうことかわからない。
「真咲……一体何が……?」
「私にもよくは……でも何か体が……どう説明していいか」
体が軽くなったと言うのも気がするだけで、具体的にはわからない。ローレライが何かしたのだろうか。ローレライ自身も自由には動けないみたいだし。
「ティア!大丈夫か!」
「……大丈夫。ただめまいが……私どうしちゃったの……?」
「ここは危険です。とにかく今はアルビオールへ移動しましょう」
立ち上がったティアの顔色は悪かった。ローレライに体を貸したせいだ。体力とかそう言う問題じゃない。いやでもこの後知ることになる。
「何とか間に合いましたね」
アルビオールに乗り込みすぐに地核を後にする。間一髪とはこの事かというくらい本当にギリギリだった。