32話 たとえ罪と言われても伝えられぬ想い
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「作戦かもしれませんよ」
「信じろとはいわないよ。俺をヴァンの回し者だと思うなら、俺はキミたちと離れる。それだけだ」
それすらも作戦だと言うジェイドにルークが目を見開いて彼を見る。ガイはガイでそれなら自分はみんなから離れるだけだと言う。
「……俺は……ガイを信じる」
「いいのか?」
自分を信じてくれたガイを信じると言うルークに驚かされたもの嬉しそうにそうか、と頷くガイ。
「……わ、たし……も…しんじ、るよ……」
途切れ途切れ、ジェイドの腕の中の真咲から声がした。痛みに耐えている為か瞳はきつく閉じられたまだだが、確かに信じると口にした。それに同意したのはナタリア。ティアとジェイドも疑ってみただけで実際は違うと。ただアニスだけが
「……そうやって甘やかしてると、いつか凄いしっぺ返し食らうよ。ま、私はいいんだけどね。忠告したし」
そう何か意味ありげに言うとまあなんでもいいとガイは笑う。
「そろそろ行きましょう。真咲をこのままにもして置けませんし」
「そうだな」
ひたすら呻き声を上げ、痛みに耐えるためかジェイドの軍服を握りしめる真咲。アッシュの時間が……という言葉も気になると急ぎ足で宿へと向かう。
「ノエル!無事だったのか!」
「はい。アッシュさんに助けていただきました」
宿に入ると見えたノエルの姿。よかったと喜ぶ一同。彼女はアッシュに助けて貰ったと言うとルークは彼を見る。ノエルはただアルビオールの飛行機能は封じられてしまったと申し訳なさそうに答える。
「どういうことなの?飛べないなら、どうやってここに……」
「水上走行は可能だったので、それで」
どやって来たのかと問うと水上走行で来たと。それを聞いてガイが飛行譜石を取り外されたんだなと頷く。よくわかっていないルークには船と変わらないだけだと更に答えてやる。