4話 見えない不安
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「やれやれ、あなた一人でこの私に抵抗できるとでも?」
「お前の譜術を譜じれば、な」
言うと同時に、ラルゴは懐から小さな箱を取り出し、投げつける。
「ぐっ!」
封印術-アンチフォンスロット-にかかったジェイドは苦しそうに呻いた。ジェイドは私を庇うように立ち、小箱から溢れ出た光を浴びた。
「導師の譜術を封じるために持ってきたのだが、こんな所で役に立つとはな」
状況に応じて臨機応変な対応…さすがは六神将と呼ばれるだけはある。ルークはへなへなとその場に座り込んでしまう。この場をどうにかしなければいけない。切り抜けるために必要なミュウを捜すが、何故かルークの側で気を失っていた。……何故だ?ミュウが気を失っている以上、何とかしないと。何か…!あの杖がある!!あの杖なら。杖よ、来い!心の中で念じれば、私の手の中に杖が現れた。私の体はジェイドの背に隠れているため、ラルゴからは見えないはず。確か第五音素を譜石に当てて、目眩ましにすればいいんだから、火だね。