27話 廻り巡る記憶の水面
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『ユリア!預言に頼るのはもう止めて!』
――この預言は未来に未曾有の繁栄をもたらすもの…皆が必要としているわ。何があってもそれに間違えはないの。
『でも、私が見た"未来"は繁栄なんてない!破滅だよ!君の子孫の手によって…このオールドラントは破滅する!』
――そう……私の子孫が……でもそれを誰が信じるの?あなたの"千里眼"の力は確かに凄い力だけど…私の詠んだ預言は"ローレライ"の力で詠んだもの。これを信じなくて何を信じるの?
『それは……確かに、君とローレライが詠む預言に間違いはなかった。でもそれはその時までだ!』
――これ以上は拉致が明かないわ。
『君はいいのかい!?君が救ったこの外殻大地がなくなっても?』
――それこそ有り得ないわ。あなたもこれに関わっていたのだから知ってるでしょう?
『……その時代には君も私もいない。だから関係ないのかい?』
――…………
『もしそうだというというなら私は君を軽蔑する』
――前にも聞いたけど、それがあなたの答え?
『……今回はそうとって貰っても構わない』
――わかったわ。ルーチェ…悪いけどあなたにはこの世界から消えてもらうわ。
『消える?そんなこと……出来るわけがない!』
――出来るわ。ローレライの力を借りれば。あなたという異分子が世界を変えるのよ。ならあなたには消えて貰うわ。安心して、殺すわけではないから。
『ユリア!?』
――ルーチェ、あなたの音素を封じて異世界に送るだけよ。運が良ければ死なないわ。
『ユリア!止めて!そんなことしたって…未来は……変わらない!!』
――それでも私は……こうするしかないの。
『私は……必ず戻ってくるっ!』
――さようなら。