4話 見えない不安
夢小説設定
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「おいおい、おっさん。その言い方はないだろ?」
気持ちは分からないでもないけど……
「それに人にものを頼むときは頭を下げるのが礼儀じゃねえーの?」
舌打ちをしながら、言葉を続ける。ホント、今のルークはおぼっちゃまだ。こういったタイプは嫌いなのだが、後半のルークは好きなんだよね。可愛くて。
「ルーク!そんな言い方はないわ」
ルークの言葉にティアが非難する。
「うるせーな、で?」
指図されるのが嫌いなルーク。ティアに向けていた視線をジェイドに戻し、どうするんだと言わんばかりの態度で問う。
「やれやれ」
面倒くさそうに肩を竦めてルークの前に立ち、肩膝を着き、右手を胸に当てて優雅に頭を下げる。
「師団長!!」
ジェイドのその行動に彼の副官であるマルコが声を上げる。
「どうかお力をお貸しください、ルーク様」
部下の声を無視して、頭を下げて協力を請うジェイド。そんなジェイドに対してルークは、
「あんた、プライドねぇなぁ」
と、言い放った。ゲームをやっているときでもムカッとしたのだ、目の前で聞くと更にムカッとした。思わず、何様だ!と声を荒げそうになった。