4話 見えない不安
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「おい。俺を置いて勝手に話を進めるな」
アニスはティアが大詠師派でショックだと言うとティアは自分は中立だと言った。イオンの意向もユリアの預言も大事だと。正直、私は預言否定派なんだよね。なんでもその通りってのが嫌だ。ルークがイライラしたように言えば、火に油を注ぐようにジェイドは、何も知らないおぼっちゃまでしたとか言うし。カチンときたルークが、なんだと!!と声を上げると、イオンがジェイドの名を呼び、諌める。
「……教団の実情はともかくとして、僕達は親書をキムラスカまで運ばなければなりません」
「しかし、我々は敵国の兵士。いくら和平の使者とは言っても、すんなり国境を超えることは難しい。ぐずぐずしていては大詠師派の邪魔が入ります。それを避けるためにあなたの力――いえ、地位が必要なのです」
イオンの言葉に頷いて、話を引き継ぐ。でも、ジェイドの言葉はルークを怒らせるだけだった。『ルーク』が必要なのではなく、ルークの『国王の甥』という立場が必要だと。そう言われれば誰だって、私だって怒るよ。