24話 水の都で心に秘めた想いを綴る
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「おまえが俺についてこられるのが嫌だってんなら、すっぱり離れるさ。そうでないならもう少し一緒に旅させてもらえないか?」
まだ確認したいことがあるんだ。と俯くルークの顔を覗き込みながら一緒にいたいと言うガイ。
「……わかった。ガイを信じる。いや……ガイ、信じれてく……かな」
「はは、いいじゃねぇか、どっちだって」
俯いた顔を上げてガイに向ける。自信がなさげな所はまだまだこれからだからだね。ルークにとってガイは自分を信じて迎えに来てくれた掛け替えのない親友なんだ。そんなガイが自分を憎んでると聞いたときはショックだったけどでも……ガイもルークがファブレ家の人間だろうとレプリカだろうと関係ない。親友だと思っているから、ガイは復讐を実行せず信じてついてきたんだ。それは今のガイの笑顔を見れば分かる。
「よかった。お二人が喧嘩なさるんじゃないかって、ひやひやしてました」
イオンもほっと胸を撫で下ろす。やっぱり二人は親友なんだと全員が改めて認識したはず。互いに笑い合っている姿は何だか羨ましくて嬉しくもなる。そんな関係っていいよね。
「よかったね、ルーク」
二人の側に寄って私も笑いかけるとルークはえへへっと鼻を指で擦りながら嬉しそうに笑みを浮かべて頷く。
「おっ、真咲は軍服が新しくなったんだな」
「うん、陛下が新しくしれたの」
「先程までは"中尉"でしたが今は軍議で承認されて"少佐"に昇進しましたよ」
形の変わった軍服を見てすぐに気づいたガイに見せるようにくるりと一回転してみせる。側にいたジェイドが軍服が変わった理由を説明する。その事を知らなかったガイとイオンとアニスは目を開いて驚く。私同様にさっきまで私に階級があったことに驚いてたのに今度は"少佐"だもんね。私も驚いたもん。
「すごいですね」
「へぇ。真咲も立派な軍人だな」
うーん、ガイの言葉に素直に頷けないんだよね。別に望んで軍人になった訳じゃないし。