4話 見えない不安
夢小説設定
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「…な、なんでもないですっ」
それに反応することは出来ず、目の前のジェイドの顔を見つめ返す。ハッとして慌てて首を振って答える。どうやら自分の世界に入ってしまったみたいだ。ジェイドは何か言いたげな顔をしていたが、気づかない振りをして歩き出す。
「あまり待たせると、ルークがうるさいですよ」
誤魔化すようにそう言って、ドアノブに手を掛けた。どの道、問いただされても答え難い。
「おせーよ。何やってたんだよ!!」
案の定、部屋に入ってすぐ、ルークからの文句が聞こえる。待たせたのは事実だから言われても仕方はない。
「ごめんなさい」
素直に謝ると、ルークはそれ以上何も言わずにそっぽを向く。まさか謝ると思ってなかったとか?アニスはアニスで手を口元に持って行きニヤニヤと笑っていた。
「別に何もないからね」
アニスの横に立って、何か言ってくる前に釘をさす。すると、アニスはぶーと頬を膨らませる。可愛いけど、ホントおませさんなんだから。