4話 見えない不安
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
まだ、夢のようだった
けど、現実
そして、私は―――
「真咲、あなたは無理に関わらなくてもいいんですよ?」
話をするために、先程の部屋に戻る途中にジェイドが突然そう言った。ちなみに私とジェイドは最後尾を歩いている。
「これも何かの縁だと思うことにします。それにあそこまで聞いたら、もう無関係ではないのでは?」
真横を歩く彼にもう少し離れて欲しいと思いながらそれに答える。さっきのジェイドの行動のせいで火照りが取れない顔を見られたくなくて、前を向いたままで。
「おや?なかなか、賢いですねぇ」
上からの声にムッとしてしまう。けど、いちいち相手にしていたら身も心ももたないから、軽く息だけをつく。
「…どの道、私には行く当てはありません。だったら、このままお供させて頂けたら助かります」
この世界のお金もない、文字の読み書きも分からない。てか、生きていく術もない。それにこの物語に納得もしていない。すでにストーリーを変えてしまったんだ…なら私の出来ることをしよう