20話 あなたに逢える喜びを
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「…わかってる」
ルークは先に行くジェイドの背中を見つめながら頷いた。
「ルーク!行こ!あんな大人気ない人は放っておいて」
「ま、真咲!?」
私はまだ少し落ち込んでいるルークの腕を取って歩き出す。早歩きで進めば、先を行くジェイドを追い越す。
「…真咲、ガイから聞いた。待っててくれてありがとう」
さっき言い損なったからとルークは微笑んだ。前は見られなかったルークの笑顔。可愛いなって思いながら安心した。だってルークはもう変わろうとしている。ううん、変わってるんだ。少しずつ、一歩ずつだけどちゃんと変わってる。きっとジェイドもそんなルークに戸惑ってるだけなんだ。
「私は知ってるよ。ルークは優しくていい子だって」
「子供扱いすんなつーの」
私も笑い返せば、ルークは口を尖らせる。私は見てるよ。君が変わっていく姿を。
再会したあなたは
長い髪を切った
今までの自分と決別するために…
私も変われるかな?