20話 あなたに逢える喜びを
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「ジェイドに真咲?どうしたんだ!?」
「入れ違いになったかと、心配しました」
私たちの姿を見つけたガイたちは何でこんな所にいるんだと驚いている。一緒に走ってきたのにジェイドは息を切らしてもいない。でも私は息が切れているのを構わずルークに駆け寄る。
「ルーク!」
「真咲…うおっ!?」
そのまま抱きつくと、ルークは私が抱き付いた勢いでよろけて倒れそうになったけどちゃんと支えてくれた。
「よかった…ルーク」
ルークの背に手を回して彼を見上げる。ちゃんと会えた。それだけで嬉しい。
「ま、ま、真咲?……ごめんな」
「ルーク?」
困った顔をしたと思ったら、今度は私に謝った。何のことか分からず首を傾げれば、ルークは今にも泣きそうな顔をしていた。
「俺…馬鹿だから、その…」
「何でルークが謝るの?私が悪いのに」
ルークに釣られて私も泣きそうになる。
「…真咲は俺にもみんなと同じ様に扱ってくれた。それなのに俺……真咲に当たったりして…」
目に見えるルークの変化が嬉しくて、可愛くて、ニヤニヤと緩む顔を隠すように顔をルークの胸に押し付けた。
「「真咲っ!?」」
なんかガイとティアの声がハモって聞こえた…と思ったと同時に肩を掴まれ、べりっと音がした。のような気がした。背中に人の気配を感じ、何だと恐る恐る振り返れば私の両肩を掴んだジェイドがいた。よく見れば、ルークから引き剥がされている。
「…ジェイドさん?」
ルークも私も何が起こったのか分からず目を丸くした。ティアも目を開いていて現状を理解出来ていないみたいだ。