3話 孤独と信用と
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「私の意思で消せるみたいです」
私が言うと、ふむっと右手を顎に当てる。正直、彼の態度一つ一つにビクビクしていた。何を言われるか分からないし。
「この後、私はどうしたらいいんですか?」
沈黙に耐え切れず、今後の事を聞いてみる。と、言ってもこの後は六神将にタルタロスが襲われるんだけど、そんな事は言えないから。
「そうですね。ルーク達は艦内を見て回ってるでしょうから、私たちは甲板にでも行きましょうか」
こちらです。と先を歩きだしたジェイドの後を追う。厚い扉を開けた先に私は目を奪われた。
「うわぁ、すごーい」
見渡す限りの緑に歓喜の声を上げた。一面、緑が広がっている。少し強いが、吹いている風も気持ちよかった。
「…気持ちいい」
ぽつりと呟く。私の住んでいた場所には緑はあまり無かったから、広大な緑の景色が眩しく感じた。
「もう、右目は大丈夫なのですか?」
後ろの扉付近にいたはずのジェイドがいつの間にか私の隣にいた。自分の体を少し、ジェイドの方に向ける。すると、私に右頬に彼の手が触れた。
「か、カーティス大佐?」
いきなりの事に思考が停止してしまった。