18話 世界の何処に私は居る?
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「分かりました。だから、泣かないで下さい。真咲」
イオンの手が私の目の涙を拭う。なんか、泣いてばかりだ。この世界に来てから何だか涙腺が弱くなってきてる気がする。もういい年なのに恥ずかしいなぁ。
「私のことで心配を掛けたくないんです」
目を覚ましてから、この右目は見えないまま。眼の痛みはほとんど引いたのに…私が弱いからみんなに心配ばかりかける。強くなりたい、強くなりたい。すぐには無理でも、この旅を続けていく中で強くなりたい。今度再会したときのルークとともに……
「みなさんの所に戻りましょうか?」
先に立ち上がったイオンが差し出した手を取って私も立ち上がる。みんなの待つ艦橋に向かった。顔を洗いに行っただけなのに遅いとか、アニス辺りに言われそうだ。泣いて顔を洗いに言ったのにまた目を腫らしてたら何も意味がない…ので艦橋に戻る前にもう一度、洗面所に寄って顔を洗った。今は――まだ知らない真実を知りながら、みんなと前に進んで行きたい。
私がこの世界に来たのは
偶然?必然?
きっと、必然なんだ
この世界は、
私を受け入れてくれるの?