18話 世界の何処に私は居る?
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「…ルーク次第だけど、わかったわ」
ティアは無表情のままで答えた。一度失った信用は簡単には戻らない…ティアも皆もルークを見限っている。これからのルークを知っている私はダアトでルークと再会が楽しみで仕方ない。
「それじゃ、行ってくるね」
もう一度、眠るルークの頭を撫でて、ティアの家を後にし、みんなの待つタルタロスに急ぐ。余談だけど、やっぱり平衡感覚がおかしくて何度も転んだ……
「どうやら上手く上がれたようですね…」
ここが空中にあるとは信じられませんが、とジェイド。記憶粒子の噴出しを利用して私たちは外殻大地に戻ってきた。
「それで?タルタロスはどこにつけるんだ、アッシュ?」
いつもよりきつい口調で言うガイ…アッシュがガイの本当の敵の息子だと知ったからだね。それが理由だとしてもルークを敵の息子だと思っていたときとは態度が違う。『ルーク』の人柄や性格のせい?それとも育ての親だから?…これは何か違うか。
「ヴァンが頻繁にベルケンドの第一研究所に行っている。そこで情報を収集する。奴の本当の目的を知るためには奴の行動を洗う必要がある」
アニスが自分とイオンをダアトに帰して欲しいというが、アッシュは用が済んだら帰してやると言った。
「…真咲」
いきなり名を呼ばれ、そちらを振り向くと私を呼んだ、アッシュがこちらを向いていた。相変わらずというか何て言うか、眉間に皺を寄せたまま。てか、名前…呼んでくれたよ。