17話 堕ちて、失い…真実語る
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「もう、大丈夫なのですか?」
今まで口を開かず、操舵席にいたジェイドが私の前まで来た。目を細めて、心配しましたよと言ってくれた。その言葉に、そのたった一言に涙が出そうになる。
「…はい」
短く返事をしたものの彼の顔をまともに見れない。先日の押し問答を思い出してしまい、なんとなくバツが悪い。私自身、そのことを悪いとは思ってないけど…子供じみた喧嘩をしてしまったんだし、ね。
「それならいいです」
そう呟くように言って、私の頭を撫でる。もぅーと唇を少し尖らせて、撫でられた頭を擦る。でも自然と笑みが零れる…だって落ち込んでいる私に気を使ってくれているから。
「もうすぐ、ユリアシティが見えてくるはずよ」
ティアが外を向いて言うと、それに習うかのように私たちも外を見る。もうすぐ、ルークが真実を知る。私が生きている意味があるなら、このままみんなについて行こう。ヴァンの企みを阻止してやる。
私は生き残った
その代償として右目を失った
でも、私の罪は
もっと、重いの