3話 孤独と信用と
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「ジェイド、その件ですが。ここはむしろ協力をお願いしませんか?」
イオンがそう言うとジェイドはイオンの方へと振り返る。そして、すぐにルークの方に向き直す。
「我々はマルクト皇帝ピオニー九世陛下の勅命によってキムラスカ王国に向かっています」
ジェイド達の現状を説明を始め、戦争回避の為に動いていることと、その協力をして欲しいと要請する話だった。あくまで簡単に、細かい内容は説明されなかった。それがルークには不服だったらしく、少し声を荒げる。
「協力して欲しいんなら、詳しい話をしてくれればいいだろ」
「説明してなお、ご協力していただけない場合、あなた方を軟禁しなければなりません。
ですから、その前に決心を促しているのですよ」
抑制を効かせた声で言う。マルクトの軍人として国家機密を簡単には漏らすことは出来ない。多分、この言葉は私にも言っているだろう。私の方にも首を傾けたから。