14話 揺らぐ心
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
――ユリア!預言に頼るのはもう止めて!
――この預言は未来に未曾有の繁栄をもたらすもの…皆が必要としていわ
誰の声…今、"ユリア"って聞こえたけど。あれ、私…浮いてる……って嘘!?何で…誰かいる、誰。
あれは、ティア――じゃない…さっき"ユリア"って…じゃあ、あれが始祖ユリア。ティアに似てる。子孫なんだから似ててもおかしくはないけど。
――でも、私が見た"未来"は繁栄なんてない!破滅よ!あなたの子孫の手によって…このオールドラントは破滅する!
――それを誰が信じるの?あなたの"千里眼"の力は確かに凄い力だけど…私の詠んだ預言は"ローレライ"の力で詠んだもの。これを信じなくて何を信じるの?
ユリアと言い争ってる…女の子?帽子で顔が見えな――そんな!あの子、私に似てる?髪の色は金髪だけど…顔は、私にそっくり?
ユリアに私そっくりな女の子。それじゃ、これは二千年前の過去の出来事?まさか――でも、それ以外は考えられない。
――これ以上は拉致が明かないわ。ルーチェ…悪いけど、あなたにはこの……から、き…
――ユリア!…め、て…そんなこと……って…未来は……
何?聞こえない?ルーチェ…それがあの子の名前?あの子と私は何か関係があるの?でも…私はこの世界の人間じゃないのに…どうして似ているの!?
消えていく。見えなくなっていく。何の話をしていたの?何であの子は私にそっくりなの?
ダメ…教えて!消えないで!
私は一体"誰"なの