14話 揺らぐ心
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「あまり肌も強いほうじゃないから」
「ほへ?そうなの」
日に焼けると肌が赤くなる、と話した。じゃあ、肌は出さないほうがいいね、とアニスが返す。更に一時間くらい歩くとオアシスに着いた。
「いてぇ!な、なんだ…」
オアシスに着くと同時にルークが頭を抑えながら膝をついた。コーラル城で同調フォンスロットを開いたから、会話が出来るんだっけ。傍から見ると独り言を言っているように見える。ルークは「うっ」と呻いた後その場に座り込んでしまった。
「また、幻聴か…?」
「わかんねぇ…今の声は、確かアッシュとかいうさっきの野郎だった。イオンとザオ遺跡に向かってるって…」
ガイが心配して傍に寄るとルークは首を振って、アッシュとの会話を話した。ザオ遺跡の場所を知らない私たちはオアシスで聞き込みで東に沈んだという情報を得た。罠かもしれないというジェイドの意見もあったが、イオンが連れ去られた場所に他に手がかりがない以上は行ってみようということになった。暑い砂漠を東に進む。ここに来るだけで体力をかなり消耗して気がする。進んできた先にはまるで廃墟のように崩れかけた建物が見えた。
「ここらしいですね」
中に入ると長い階段が螺旋に下のほうに続いているよだけど、暗くて下までは見えなかった。
「中は暗そうですわね」
「ミュウが火を噴くですの!」
ミュウが片手を挙げると、ルークにずっとは無理だと指摘さてうな垂れてしまった。