13話 再開のガラス玉
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「崩襲脚!!」
「ピアシスライン!」
ルークの攻撃に合わせて、ナタリアが背後から矢を放つ。しばらく攻撃を与え続けると、アドヴァンの粘膜が剥がれ第二形態が露になる。今まで、ルークたちを向いていたアドヴァンが急に私のほうを向く。
「へっ!?」
またもや魔物に突進される私。前足を交互に突きつけて、攻撃してくるのを慣れないバックステップでなんとか避けるが、攻撃は一向に止まない。
「何なんだ~!!」
足の遅い私がダッシュで逃げ回る。私が逃げ回って、アドヴァンが追っかけるからみんなも攻撃の的が定まらないらしく、立ち往生している。仕方ない、危険だけど。
「…ちっ」
舌打ちをし、逃げるのをやめて手中の杖を消して、腰の剣を抜いて構える。剣はまだ使ったことがないけど私が囮になれば、攻撃の的になるはず。一応、味方識別信号(マーキング)はついているから大丈夫だと思う、あとは私が魔物の攻撃を防ぎきればいいはず。
「真咲!?」
アニスが「何してるの!?」っと叫ぶが私の意図をいち早く感じ取ったガイとジェイドが攻撃を繰り出す。それにルークも続く。
「―くっ!」
慣れない剣で、アドヴァンの前足の攻撃を防ぐ。段々と手が痺れてきて痛い…そろそろ限界かも…。
「狂乱せし地霊の宴よ――ロックブレイク!」
止めを刺したのはジェイドの譜術。なんとか助かったと、息を切らしながら剣を鞘に収めた。防御は杖を使用時にもやっているから何とかなったけど、怖かった~。
「大丈夫かい?」
すぐに側に寄って来て声を掛けてきたのはガイ。