13話 再開のガラス玉
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「サーカス団?おい、まさか漆黒の翼か!?」
「ええ、おそらくは」
ルークが振り返り、ジェイドが頷く。なら、追いかけようとガイが言うが、アニスが今度は首をぶんぶんと振る。
「ダメだよ~追いかけようにも街を出てすぐにのところに、六神将のシンクがいて邪魔するんだもん」
アニスの言葉にルーク以外が顔を顰めた。それがどういうことなのかはルークだけが分からない。
「まずいわ、六神将がいたら、私たちが陸路を行くことを知られてしまう」
「ほえ?ルーク様たちは、船でアクゼリュスに行くんじゃないんですか?」
「そっちは囮なの」
「くそっ、何とかして外に出ないと…」
ティアが眉を顰めると、アニスは私たちを見回す。ここで外に出てはヴァンが囮になった意味が無い…いや、知っていたからこそ自ら囮役を買って出て先回りをしているんだから。やはり、危険は承知でついていくべきだったかも。
「それなら私も途中まで連れてって!街の外に出られれば、イオン様を捜せるから!」
「ジェイド、どうする?」
アニスの懇願にルークがジェイドに問う。ジェイドは仕方ないと言い、アニスが同行することに。私達はさらに下層まで降り、どうやって街から脱出をするかと考えているとガイが声をあげた。
「いい方法がある。旧市街にある工場跡に行こう」
ガイの提案で天空客車に乗ってやってきたのは、バチカル工場跡。工場としては機能していないが、排水施設はある。それを利用しようというのだ。