3話 孤独と信用と
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「あなたは抵抗しないのですね」
低い声で。分かってるくせに、逃げられないって。無駄だって。
「はい…お話するって、約束しましたし」
ジェイドを見ながら、軽く息をついて答えると、ふっと彼は笑みを零す。
「あなたもいい子ですね」
いい子ですか…まさか、私まで言われるとは。不満が顔に出ていたのか、三人はキョトンとした顔をした。
「どうしかしたのですか?」
タルタロスへと歩きながら、イオンが恐る恐る口を開く。それに対して、大きな溜息で返す。
「いえ…まさかこの歳になっていい子って言われるとは、と思って」
頭に手を置き、少し困ったように答える。私が言うと先を歩いていたアニスが立ち止まって振り返る。
「っていうかぁ~真咲って何歳なの~?」
無邪気に聞いてくるアニスから視線を逸らせた。この後返ってくるだろう反応が目に浮かぶ。
「……26歳」
ちょっと躊躇してから、覚悟を決めて答える。
「えっ?」
「はぅわぁ?」
「………」
ちなみに上からイオン、アニス、ジェイド。