12話 行き着く先は…
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変らずに見る夢
知ってしまった真実
私は何処に行くの?
私は誰?
あれから数日、船はバチカルに着いた。あの後ものすごく戻りづらかったが封筒は隠し、あれはまるでストーカーされてたのかの如く私のことを細々書いてあった手紙で何で私の渡したのか分からないけど、とりあえず気持ち悪いから破いて捨てたとかなり苦しい言い訳をした。みんなは納得していなかったが、私がそれ以上は口を閉ざせば何も訊いてこない。
「お初にお目にかかります。キムラスカ・ランバルディア王国軍、第一師団師団長のゴールドバーグと申します」
船を降り、港で出迎えたのは赤い軍服を身に纏い髭を生やした大男と、同じく赤い軍服を纏い金髪を後ろできつく結い上げた女性だった。
「この度、無事にご帰国、おめでとうございます」
「ご苦労」
頭を下げるゴールドバークにルークは気だるそうに返す。やはりどんなに我がままお坊ちゃんでも、王位継承者のルークのには礼を尽くす。
「アルマンダイン伯爵より鳩が届きました。マルクト帝国から和平の使者が同行しておられるとか」
ゴールドバークの言葉にアニスの後ろで控えていたイオンが前に出た。