11話 真実と秘密
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「マハラジャみたい…」
「まは…なんだそれ?」
私の呟きがルークに聞こえたみたいだった。
「んっと、私の世界にいる世界一のお金持ち」
まぁ、ちょっと違うけどいいか。どうせ、わからないし。ルークはふーんともう、興味はないみたいだ。さすがは、王族のお坊ちゃん。俺も同じようなもんだと思ってるんだろうな。
「これはこれは、イオン様ではございませんか」
イヒヒヒヒツと笑いながら出迎えてくれたのは、この豪邸の主人・アスターだ。生で見ても、怪しい格好をしている。
「アスター、頼みがあるのですが…」
アスターはイオンの頼みを快く聞いてくれて、手を叩いて使用人を呼んだ。その使用人にガイが音譜盤を渡すと、解析に一時間ほどかかるという。終わると、大量の紙の束を渡された。
解析データの量が膨大だったため、それは船で読むことになった。アスターに礼を述べて屋敷を出れば、キムラスカ兵が船の準備が出来たと迎えに来た。この後って確か…シンクに襲われるんだったけ!?何処だっけと、きょろきょろと見渡す。ふっと、ガイの後ろに近寄ってくるか影が見えた。
「ガイ!後ろ!」
私の声にガイが後ろを向く。
「それをよこせ」
既に至近距離まで近寄っていたシンクは、ガイに向けて攻撃をしてきた。何とかギリギリで避けるが、シンクは執拗にガイに襲い掛かる。
「くっ」
狙いはガイが持っている音譜盤。完全同位体の情報だけではなくルークとアッシュのデータも入っているからかかもしれない。