11話 真実と秘密
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「動かないで。盗ったものを返せば見逃してあげるわ」
ヨークは大人しくティアに財布を渡す。ティアが下がると、ヨークもノワールの元へと飛び乗る。
「俺たち『漆黒の翼』を敵に回すたぁ、いい度胸だ。憶えてろよ、グラマーなねーちゃん」
ウルシーの言葉に顔を赤くし、ナイフを投げそこなうティア。私とアニスは後ろで"どーせ、貧乳ですよ"といじけていた。その間に三人はいなくなっていた。ルークはルークで「あいつらが『漆黒に翼』だったのか!!」と怒りを露にしている。漆黒に翼にはローテルロー橋を壊されたり、奴らに間違えられたりと踏んだり蹴ったりだったからだろう。ティアはティアで何でジェイドは分かってて手見逃したかのかと怒ると、
「やー、ばれてましたか。面白そうだったので、つい」
と実に楽しそうに言った。ルークの言うとおりいい性格してるよ…キムラスカ領事館へと(やっと)着いたが、まだ、船の準備が出来ていないらしく、出航までかなり時間があると言われた。
「コーラル城でシンクから奪った音譜盤を解析したいんだが…」
ガイが荷物から音譜盤を出す。
「ここの商人ギルドの長のアスターのところになら最先端の音譜盤解析機があるはずです」
イオンの言葉にじゃあ、そこに行こうということになった。キムラスカとマルクトの国境に建つの豪邸。目の当たりにすると、思わず見上げてしまうほど凄かった。