11話 真実と秘密
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「真咲はカイツールでヴァン謡将に"マルクト軍"と名乗ってますからね。バチカルに着いた際にも名乗らなかったら怪しまれます」
「でもでも~、名乗ってもいいんですかぁ?」
アニスも私からジェイドに視線を移す。私はイオンの隣に立つ。
「ピオニー陛下にはきちんと許可を取りました。真咲は正式にマルクト軍の人間です」
ジェイドがそう言うとイオン以外が、はぁっ!?と声をあげた。そりゃあ、驚くよね。いつの間にそんなことをしたんだかって。
「でも、似合ってますよ」
イオンが私を見て言う。邪気のない笑顔で言われると照れてしまう。
「ありがとうございます」
お世辞でも嬉しかったから、ちゃんとお礼を言う。イオンに限ってお世辞は言わないと思うけどね。
「それで、ルークとガイはいつまで鼻の下を伸ばしてるのですか?」
「の、伸ばしてねぇーよ!!」
「い、いや、俺は…」
「ルーク様!!伸ばすなら、アニスちゃんにしてください」
ぽかんとし続けていたルークとガイにジェイドが言うと、二人がどもる。アニスはなんか面白くなさそうな顔をしながら訳の分からないことを言っている。何か、マズイことでもしたかな?
「そろそろ、行きましょう」
わーわー言っているルークとアニスを横目にティアが言う。その言葉で、ようやくキムラスカ領事館に向かうことになった。
「あらん」
私たちが歩いていると、胸元が大きく開いた露出の激しい服を着た女性が声を掛けてきた。そういえば、ここで漆黒の翼イベントがあるんだった。
「この辺りには似つかわしくない、品のいいお方♪」
ルークの触れながら、くるりと回る女性―ノワール。