11話 真実と秘密
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「それに着替えてください。ルーク達を待たせていることですし」
そう言うと、ジェイドは部屋から出て行った。仕方なく今着ている軍服を脱いで、ジェイドから受け取った軍服に着替える。小剣は付いていたベルトに通す。……何故だ、何故なんだ?ピッタリだよ。サイズがピッタリだよ。恐るべしジェイドとピオニー陛下。
「――着替えました。怖いくらい、ピッタリです」
前に着ていた軍服は手に持って、部屋の外に出る。恐ろしいくらいピッタリだよ…私と会ったことのない陛下が私のサイズを知っているはずはない――ってことはサイズを教えたのはジェイド…測られた覚えはないから目測?…お、恐るべし(二度目)、ジェイド。
「それはよかった♪では、行きましょうか」
まぁ、みんなを待たせているのは事実なんだけど…何か一言あってもいいんじゃない?…いいけどさ。ふーっと息をつくと、ポケットに手を突っ込んだまま先を歩いていたジェイドは振り返った。
「似合ってますよ」
そうにっこりと微笑みながら言ってまた歩き出す。や、やられた~。絶対、今の私の顔は真っ赤だ。久々にやられてしまった。みんなは領事館を出た所にいた。
「あー、真咲。着替えてるー」
アニスが私を指差す。ルークとガイはぽかんとした顔で私を見ている…何で?
「かわい……大佐、これは?」
私を見て何かを言いかけたティアがジェイドに顔を向けた。まぁ何をしに領事館へ行ったと思えば、出てきたらマルクトの軍服着てたら疑問に思うよね。