なんて、なんて。
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本音の引出し
誰しも大好きな人の横にいたくて
そのポジションは自分だけがいいと思うものだろう
愛には独占欲が付き物、その独占欲は色々な形で出てくる
例えば、今
『川上、さん』
川「ん?」
俺が気持ちを伝えて腕に収めてからどれくらい経ったか
すごく長く感じるけど時間という概念では数分
『私、須貝さんと』
川「付き合ってるんよな」
『わかってんなら、』
川「じゃあなんで沙南は俺の家に来たん」
詰るような口調を遮るように、伝える
川「じゃあなんで俺にピアス渡したん」
『誕生日で、似合うと思ったから』
川「誕生日に"2人っきりで会いたい"って言われた時何も感じなかったん?」
沙南は俯いたままゆっくり口を開く
『川上さん、好きってなんですか』
川「え?」
『恋愛感情ってなんですか』
川「それは、てか好きやから須貝さんと付き合ってるんやないん」
『わかんない、わかんないんです
好きって何かわからないから付き合ったんです』
開いた口が塞がらないとはきっとこのこと
勢いよくこちらを振り向いた沙南の目は潤んでるとわかっていても厳しい言葉は止まらない
川「じゃあ、須貝さんじゃなくてもよかったん?」
『違う、違うそうじゃないの』
川「じゃあなんなん」
自分の声が声が尖っているのを自覚しても、抑えられない
『伊沢さんに相談して付き合っていくうちにわかる気持ちもあると思うって言われて、わかるかとおもって』
川「それでもわかんなかったん」
『須貝さんのことはもちろんしたってて大好きだけど何が恋愛感情かわかんない』
"わからない"がわからない、
俺はずっと沙南のことを大切にしたい、沙南の1番になりたいと考えていたから
これは独占欲、好きな人には見せたくないドロドロした所
川「回りくどい聞き方してごめんな、俺がもし明日違う人と付き合ったらどう思う?」
『どう?』
川「嫌?」
ずるい質問だってわかってる、でも今目の前にいる沙南をどうにかして手に入れたくて仕方ない
伊達にこいつ仲良い先輩やってない
今答えに揺れてる理由が須貝さんなのもわかってる
俺に抱いて須貝さんに抱かない気持ちが"それ"ならいいのになんて欲深い自分には背を向けて
『いや、からわからないけど寂しい』
川「うん、それは俺がほかの女の人と並んで歩いてるから?」
『、、はい』
川「それって、俺のこと好きなんちゃうん?」
沙南が横で息を飲む音
自分の心臓の音が聞こえていそうで
『好き、だったらどうするんですか?』
沙南の真っ直ぐな視線に捕まる
形成逆転なんてもんじゃない、次しどろもどろになるのは俺の方だ
川「今は聞きたくないな」
理由なんてわかりきってるよな、
川「須貝さんと話してきて、待ってるから」
『、、はい』
俺の横からノロノロ立つと不安そうな目を俺に向ける
『じゃあ、とりあえず帰ります』
川「駅まで送る?」
『大丈夫です』
川「いや、送るわ」
ジャケットをとり2人で家の外に出て歩き出そうとした瞬間
『川上さん、ごめんなさい付き合えません』
川「、、は?」
頭を勢いよく下げた沙南の綺麗に曲がった姿勢と言われた言葉両方を認識したときにはもう
沙南の走り去る後ろ姿しか見えなかった
ーーーーーー
誰しも大好きな人の横にいたくて
そのポジションは自分だけがいいと思うものだろう
愛には独占欲が付き物、その独占欲は色々な形で出てくる
例えば、今
『川上、さん』
川「ん?」
俺が気持ちを伝えて腕に収めてからどれくらい経ったか
すごく長く感じるけど時間という概念では数分
『私、須貝さんと』
川「付き合ってるんよな」
『わかってんなら、』
川「じゃあなんで沙南は俺の家に来たん」
詰るような口調を遮るように、伝える
川「じゃあなんで俺にピアス渡したん」
『誕生日で、似合うと思ったから』
川「誕生日に"2人っきりで会いたい"って言われた時何も感じなかったん?」
沙南は俯いたままゆっくり口を開く
『川上さん、好きってなんですか』
川「え?」
『恋愛感情ってなんですか』
川「それは、てか好きやから須貝さんと付き合ってるんやないん」
『わかんない、わかんないんです
好きって何かわからないから付き合ったんです』
開いた口が塞がらないとはきっとこのこと
勢いよくこちらを振り向いた沙南の目は潤んでるとわかっていても厳しい言葉は止まらない
川「じゃあ、須貝さんじゃなくてもよかったん?」
『違う、違うそうじゃないの』
川「じゃあなんなん」
自分の声が声が尖っているのを自覚しても、抑えられない
『伊沢さんに相談して付き合っていくうちにわかる気持ちもあると思うって言われて、わかるかとおもって』
川「それでもわかんなかったん」
『須貝さんのことはもちろんしたってて大好きだけど何が恋愛感情かわかんない』
"わからない"がわからない、
俺はずっと沙南のことを大切にしたい、沙南の1番になりたいと考えていたから
これは独占欲、好きな人には見せたくないドロドロした所
川「回りくどい聞き方してごめんな、俺がもし明日違う人と付き合ったらどう思う?」
『どう?』
川「嫌?」
ずるい質問だってわかってる、でも今目の前にいる沙南をどうにかして手に入れたくて仕方ない
伊達にこいつ仲良い先輩やってない
今答えに揺れてる理由が須貝さんなのもわかってる
俺に抱いて須貝さんに抱かない気持ちが"それ"ならいいのになんて欲深い自分には背を向けて
『いや、からわからないけど寂しい』
川「うん、それは俺がほかの女の人と並んで歩いてるから?」
『、、はい』
川「それって、俺のこと好きなんちゃうん?」
沙南が横で息を飲む音
自分の心臓の音が聞こえていそうで
『好き、だったらどうするんですか?』
沙南の真っ直ぐな視線に捕まる
形成逆転なんてもんじゃない、次しどろもどろになるのは俺の方だ
川「今は聞きたくないな」
理由なんてわかりきってるよな、
川「須貝さんと話してきて、待ってるから」
『、、はい』
俺の横からノロノロ立つと不安そうな目を俺に向ける
『じゃあ、とりあえず帰ります』
川「駅まで送る?」
『大丈夫です』
川「いや、送るわ」
ジャケットをとり2人で家の外に出て歩き出そうとした瞬間
『川上さん、ごめんなさい付き合えません』
川「、、は?」
頭を勢いよく下げた沙南の綺麗に曲がった姿勢と言われた言葉両方を認識したときにはもう
沙南の走り去る後ろ姿しか見えなかった
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