なんて、なんて。
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特別なおめでとう
川「ゆっくりしてって」
緊張でどうにかなりそうかと思ったが沙南が近くにいることはもはや日常だから
『はーい、ケーキ冷やしていいですか?』
川「あ、ありがとう」
『夕ご飯どうしますか?何食べたいですか?』
川「作ってくれるん?」
『川上さんがご希望なら?』
いつもみたいに話せてる自分がいてかなりほっとする
川「食べたいかもしれん」
『じゃあ材料買いに行くのついてきてくださいよ』
川「ええで、行こ」
折角脱いだ上着を取りまた家を出る
『少しだけいいやつにします?』
川「いいよ、沙南が作ってくれるんやったら何でもおいしいから」
『難しいな~、ベタだけどシチューとオムライスとかは?』
川「どっちも好き」
『じゃあ、決まり』
俺が持ったカゴに沙南が必要な食材を入れていく
"カップルみたいだな"なんて考えている自分がいるけど今日は俺の誕生日だし、なにより沙南と家の近くのスーパーにいる訳だし許して欲しい
『川上さんばっか持ってる!おかしい!』
川「なんでよ、別におかしくないよ」
『私も持ちますよ』
川「ええ、俺持つの好きなの」
『、もう〜』
うなだれながら俺の横を歩く沙南はなにで項垂れているのか
さっきのケーキといい荷物ぐらいさらっと持たせてくれお願いやから
ーーーーーー
川上さんは一人暮らしだからキッチンをそんなに使わないのかすごく綺麗で
でもちゃんとキッチン用具は揃ってて安心
私がBUMPにハマった時「何事も形からやろ」ってツアーTを1つくれたのを思い出す
川「ええ匂いするな」
『ほんとですか?もうすぐ出来ますよ』
川「手伝うことある?」
『お皿お願いしてもいいですか?』
はーい、と言いながら私が何を作っているか見てお皿を棚から出してくれる
『ありがとうございます、向こう座っててください』
川「はーい」
大人しく少し離れたテーブルのところに座ってパソコンをいじっている川上さん
フープのピアスが見えて心臓が少し跳ねる
『で、できましたよー』
川「お、ありがとうってうまそ」
『よかった〜食べてみてください』
川「いただきます、」
オムライスを掬ったスプーンが川上さんの口に運ばれるところをマジマジとみていると嬉しそうな目の川上さんと目が合う
川「うまい、ほんとうにうまい」
『よかったです、私も食べよ〜』
よかった、いつも通り上手くできてる
胸を高鳴らせながらも作った料理はそう思える程度にはおいしかった
川「こんなおいしいご飯が食べれるなんて幸せな誕生日やわ」
『幸せのハードル低くないですか?』
川「今幸せやからええの」
『それはよかったです!』
仕事の話はお互い避けて近況や趣味の事、
テキトーに見始めた映画も面白くて川上さんも見入ってて安心する
『お手洗いおかりします』
川「はーい」
お手洗いに言った帰りに冷蔵庫を開けてケーキを取り出し川上さんの方を伺うと映画を見ながら携帯をいじっていて気づかれていなはず
『はっぴばーすでーとぅゆー』
川「お、」
歌いながら川上さんの元へ行くと少しだけ驚いた顔で携帯を置いて
楽しそうな顔で軽く手を叩いてくれる
『おめでとうございます』
川「ありがとう」
ふーっと川上さんが火を吹き消したところで拍手をしてピアスの袋を出す
『プレゼント』
川「もらっていいん?」
『貰っていただかないと困ります』
川上さんに紙袋を渡し棚にお皿を取りに行く
川「ピアスやん」
『似合うと思って』
川「沙南が選んでくれたんなら似合うやろ」
『そういう話?』
川「ありがとう」
川上さんがピアスをその場で付け替えてくれる
シルバーの少し太めのフープピアス、そこまで大きくないからごつく見えなくて私もお気に入り
『よかった、やっぱり似合う』
川「ほんま?うれしい」
『さすが私が選んだだけありますよね』
川「結局そうなるんかよ」
『喜んでくれたならなによりですよ』
携帯を見るともう夜の9時
そこまで深い時間ではないけど、須貝さんへの負い目もあって早めに帰りたいのが本音
『ケーキのお皿片付けますね』
川「そんな急がんでいいよ」
『そろそろお暇しようかな、と』
川「そっか、急いでるん?」
『いそいでは、、ないです』
本当はまだまだたくさん話したい、一緒にいたい
そんな感情があまりにも自然に出てきたことに自分で戸惑わなくて
『もう少し一緒にいたいかも、、です』
川「なぁ、」
大きな手が私の頭を優しく撫でびっくりそのまま私の毛先をいじっている
『ん?』
川「沙南ってさ」
『はい?』
口籠ることが多いほうではある川上さん
でもこんなに躊躇っているのはなかなか見ない
『なんですか?怒られることでもあるんですか?』
川「いや、、その」
『なんですか~?』
川上さんの顔を覗き込むと真っ直ぐな川上さんと目が合い
胸がドキッと高鳴る
川「今言うのはズルいってわかってるんよ」
『はい』
川「須貝さんと付き合ってるん?」
身体が、表情までも凍ったように動かなくなる
川「俺、沙南のこと好きなんよ」
川上さんの腕が優しく背中に回る
喉は乾ききって声がうまく出せなかった
川「ゆっくりしてって」
緊張でどうにかなりそうかと思ったが沙南が近くにいることはもはや日常だから
『はーい、ケーキ冷やしていいですか?』
川「あ、ありがとう」
『夕ご飯どうしますか?何食べたいですか?』
川「作ってくれるん?」
『川上さんがご希望なら?』
いつもみたいに話せてる自分がいてかなりほっとする
川「食べたいかもしれん」
『じゃあ材料買いに行くのついてきてくださいよ』
川「ええで、行こ」
折角脱いだ上着を取りまた家を出る
『少しだけいいやつにします?』
川「いいよ、沙南が作ってくれるんやったら何でもおいしいから」
『難しいな~、ベタだけどシチューとオムライスとかは?』
川「どっちも好き」
『じゃあ、決まり』
俺が持ったカゴに沙南が必要な食材を入れていく
"カップルみたいだな"なんて考えている自分がいるけど今日は俺の誕生日だし、なにより沙南と家の近くのスーパーにいる訳だし許して欲しい
『川上さんばっか持ってる!おかしい!』
川「なんでよ、別におかしくないよ」
『私も持ちますよ』
川「ええ、俺持つの好きなの」
『、もう〜』
うなだれながら俺の横を歩く沙南はなにで項垂れているのか
さっきのケーキといい荷物ぐらいさらっと持たせてくれお願いやから
ーーーーーー
川上さんは一人暮らしだからキッチンをそんなに使わないのかすごく綺麗で
でもちゃんとキッチン用具は揃ってて安心
私がBUMPにハマった時「何事も形からやろ」ってツアーTを1つくれたのを思い出す
川「ええ匂いするな」
『ほんとですか?もうすぐ出来ますよ』
川「手伝うことある?」
『お皿お願いしてもいいですか?』
はーい、と言いながら私が何を作っているか見てお皿を棚から出してくれる
『ありがとうございます、向こう座っててください』
川「はーい」
大人しく少し離れたテーブルのところに座ってパソコンをいじっている川上さん
フープのピアスが見えて心臓が少し跳ねる
『で、できましたよー』
川「お、ありがとうってうまそ」
『よかった〜食べてみてください』
川「いただきます、」
オムライスを掬ったスプーンが川上さんの口に運ばれるところをマジマジとみていると嬉しそうな目の川上さんと目が合う
川「うまい、ほんとうにうまい」
『よかったです、私も食べよ〜』
よかった、いつも通り上手くできてる
胸を高鳴らせながらも作った料理はそう思える程度にはおいしかった
川「こんなおいしいご飯が食べれるなんて幸せな誕生日やわ」
『幸せのハードル低くないですか?』
川「今幸せやからええの」
『それはよかったです!』
仕事の話はお互い避けて近況や趣味の事、
テキトーに見始めた映画も面白くて川上さんも見入ってて安心する
『お手洗いおかりします』
川「はーい」
お手洗いに言った帰りに冷蔵庫を開けてケーキを取り出し川上さんの方を伺うと映画を見ながら携帯をいじっていて気づかれていなはず
『はっぴばーすでーとぅゆー』
川「お、」
歌いながら川上さんの元へ行くと少しだけ驚いた顔で携帯を置いて
楽しそうな顔で軽く手を叩いてくれる
『おめでとうございます』
川「ありがとう」
ふーっと川上さんが火を吹き消したところで拍手をしてピアスの袋を出す
『プレゼント』
川「もらっていいん?」
『貰っていただかないと困ります』
川上さんに紙袋を渡し棚にお皿を取りに行く
川「ピアスやん」
『似合うと思って』
川「沙南が選んでくれたんなら似合うやろ」
『そういう話?』
川「ありがとう」
川上さんがピアスをその場で付け替えてくれる
シルバーの少し太めのフープピアス、そこまで大きくないからごつく見えなくて私もお気に入り
『よかった、やっぱり似合う』
川「ほんま?うれしい」
『さすが私が選んだだけありますよね』
川「結局そうなるんかよ」
『喜んでくれたならなによりですよ』
携帯を見るともう夜の9時
そこまで深い時間ではないけど、須貝さんへの負い目もあって早めに帰りたいのが本音
『ケーキのお皿片付けますね』
川「そんな急がんでいいよ」
『そろそろお暇しようかな、と』
川「そっか、急いでるん?」
『いそいでは、、ないです』
本当はまだまだたくさん話したい、一緒にいたい
そんな感情があまりにも自然に出てきたことに自分で戸惑わなくて
『もう少し一緒にいたいかも、、です』
川「なぁ、」
大きな手が私の頭を優しく撫でびっくりそのまま私の毛先をいじっている
『ん?』
川「沙南ってさ」
『はい?』
口籠ることが多いほうではある川上さん
でもこんなに躊躇っているのはなかなか見ない
『なんですか?怒られることでもあるんですか?』
川「いや、、その」
『なんですか~?』
川上さんの顔を覗き込むと真っ直ぐな川上さんと目が合い
胸がドキッと高鳴る
川「今言うのはズルいってわかってるんよ」
『はい』
川「須貝さんと付き合ってるん?」
身体が、表情までも凍ったように動かなくなる
川「俺、沙南のこと好きなんよ」
川上さんの腕が優しく背中に回る
喉は乾ききって声がうまく出せなかった