なんて、なんて。
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ひかりとこうかく
世間のカップルがこぞって自分たちのための日だと主張する日
この時期に恋人がいないと恋人がいる人たちからは全力で後ろ指を指される
もちろん私個人の偏見だが私も去年まで後ろ指を指される側の人間だった
『綺麗、』
須「綺麗だな」
『これはLEDかな』
須「発言にムードっていうものが一切ないぞ」
2人でイルミネーションで有名な公園で肩を並べて、手を繋いで歩く
『駿貴さん、寒くない?』
須「お前といたらいつでも暖かいよ」
『それって、、』
須「沙南の子供体温のおかげでな」
『そこは多分違う表現のほうが世間の女の子は喜ぶんじゃないんですか』
目を皿のようにしてみると同じような目をした駿貴さんと目が合い笑ってしまう
須「行きますよ、ディナーまで時間ないんですから」
『そうでした』
軽く手を引かれ煌びやかな装飾をされた道を早足で、でも景色を楽しみながら歩く
右手にある少しだけ大きい紙袋は今日は邪魔に感じない
『予約何時でしたっけ』
須「19時半!もう19時20分じゃん」
『え!やばい!急がなきゃ!』
普段はスニーカーとかぺったんこの靴だけど、今日のためにと買った少しだけヒールのあるショートブーツはいつもみたいに軽やかに走れる足を少しだけ絡まらせる
『あ、すみません』
須「いや、もう間に合うしゆっくり歩こ?ペース合わせられんでごめんな」
そう繋ぎ直される手が嬉しくて見上げてほほ笑む
できるだけかわいらしく写るように
背伸びしたレストランは私たちが行くご飯屋さんよりももちろん上品な味がして、話し声も全部上品で
お互い上品を"装っている"ことに気づいているからかつい吹き出してしまった
須「笑ったな」
『だって、普段そんな顔して駿貴さんご飯食べないじゃん』
須「沙南こそ?」
『私はそれなりに見えるからいいんです』
須「俺が見えねぇってか」
『そうと入ってないですよ』
いつも通りのやり取りをいつもより小さい声でする
『駿貴さん、素敵なお店をありがとうございます』
須「それはデザートくるまで待とうよ」
『そうでした、せっかちだった』
デザートまで運ばれてきて全部全部おいしくて、本当においしくて気持ちだけでおなかいっぱいになってしまって
レストランを出て歩く道が普段よりあったかく感じたのは駿貴さんの体温が高いだけじゃない
須「どうする?普通に帰る?それとも俺の家くる?」
別れ際にいつも聞いてくれる事
『んー、今日は駿貴さんの家行きたいかも』
須「おっけー、万が一のためにおいしいシャンパンとか買ってあるから飲み直そうか」
そう言いながら片手を上げてタクシーを止める
何となく住所を運転手さんに伝えると気を使ったアクセルが踏まれ煌びやかな街並みが流れていく
駿貴さんの家に着くまで何となく会話は無かった
気まずかったわけじゃない、話す話題がなかった訳でもない
ただその時間が心地よかっただけ、それだけ
ーーーーーー
2人でシャンパングラスを合わせて"メリークリスマス"と笑い合う
高いホテルで飲むシャンパンよりおいしく感じたのはきっと安心感から
須「どうぞ、受け取ってください」
『わー!ありがとうございます
私のも、どうぞ!喜んでくれたら嬉しいな』
2人でプレゼントを渡し合い駿貴さんの紙袋には有名なバックメーカーの名前、
私ここのバック欲しかったんだよな〜
開けると学校でも使えそうな、PCも入るサイズの私の中の"the キャリアウーマン"が使ってそうなバッグ
『え!なんで!知ってるの!?』
須「この前欲しがってたじゃん」
『言った覚えない!』
須「通販サイト見ながら欲しいって言ってるの見えちゃって」
『うわー!嬉しいー!駿貴さんありがとう!』
隣にいる駿貴さんに抱きつく
須「喜んでくれてよかったよ、俺も開けていい?」
『もちろん!』
駿貴さんに選んだのは私にしては背伸びしたブランドの手袋、マフラーに合いそうなデザイン
須「センス最高か?」
『最高ですか?よかった〜』
手につけて見てくれる仕草も嬉しくて、プレゼントのチョイスミスらなかった事にもかなり胸を撫で下ろして
口角があがったのをキープする
そんな時間でも大切にしている私はまだ本当の"好き"に気づいていないのかもしれない
ーーーーーー
季節外れのクリスマスエピソードです!お許しください!
世間のカップルがこぞって自分たちのための日だと主張する日
この時期に恋人がいないと恋人がいる人たちからは全力で後ろ指を指される
もちろん私個人の偏見だが私も去年まで後ろ指を指される側の人間だった
『綺麗、』
須「綺麗だな」
『これはLEDかな』
須「発言にムードっていうものが一切ないぞ」
2人でイルミネーションで有名な公園で肩を並べて、手を繋いで歩く
『駿貴さん、寒くない?』
須「お前といたらいつでも暖かいよ」
『それって、、』
須「沙南の子供体温のおかげでな」
『そこは多分違う表現のほうが世間の女の子は喜ぶんじゃないんですか』
目を皿のようにしてみると同じような目をした駿貴さんと目が合い笑ってしまう
須「行きますよ、ディナーまで時間ないんですから」
『そうでした』
軽く手を引かれ煌びやかな装飾をされた道を早足で、でも景色を楽しみながら歩く
右手にある少しだけ大きい紙袋は今日は邪魔に感じない
『予約何時でしたっけ』
須「19時半!もう19時20分じゃん」
『え!やばい!急がなきゃ!』
普段はスニーカーとかぺったんこの靴だけど、今日のためにと買った少しだけヒールのあるショートブーツはいつもみたいに軽やかに走れる足を少しだけ絡まらせる
『あ、すみません』
須「いや、もう間に合うしゆっくり歩こ?ペース合わせられんでごめんな」
そう繋ぎ直される手が嬉しくて見上げてほほ笑む
できるだけかわいらしく写るように
背伸びしたレストランは私たちが行くご飯屋さんよりももちろん上品な味がして、話し声も全部上品で
お互い上品を"装っている"ことに気づいているからかつい吹き出してしまった
須「笑ったな」
『だって、普段そんな顔して駿貴さんご飯食べないじゃん』
須「沙南こそ?」
『私はそれなりに見えるからいいんです』
須「俺が見えねぇってか」
『そうと入ってないですよ』
いつも通りのやり取りをいつもより小さい声でする
『駿貴さん、素敵なお店をありがとうございます』
須「それはデザートくるまで待とうよ」
『そうでした、せっかちだった』
デザートまで運ばれてきて全部全部おいしくて、本当においしくて気持ちだけでおなかいっぱいになってしまって
レストランを出て歩く道が普段よりあったかく感じたのは駿貴さんの体温が高いだけじゃない
須「どうする?普通に帰る?それとも俺の家くる?」
別れ際にいつも聞いてくれる事
『んー、今日は駿貴さんの家行きたいかも』
須「おっけー、万が一のためにおいしいシャンパンとか買ってあるから飲み直そうか」
そう言いながら片手を上げてタクシーを止める
何となく住所を運転手さんに伝えると気を使ったアクセルが踏まれ煌びやかな街並みが流れていく
駿貴さんの家に着くまで何となく会話は無かった
気まずかったわけじゃない、話す話題がなかった訳でもない
ただその時間が心地よかっただけ、それだけ
ーーーーーー
2人でシャンパングラスを合わせて"メリークリスマス"と笑い合う
高いホテルで飲むシャンパンよりおいしく感じたのはきっと安心感から
須「どうぞ、受け取ってください」
『わー!ありがとうございます
私のも、どうぞ!喜んでくれたら嬉しいな』
2人でプレゼントを渡し合い駿貴さんの紙袋には有名なバックメーカーの名前、
私ここのバック欲しかったんだよな〜
開けると学校でも使えそうな、PCも入るサイズの私の中の"the キャリアウーマン"が使ってそうなバッグ
『え!なんで!知ってるの!?』
須「この前欲しがってたじゃん」
『言った覚えない!』
須「通販サイト見ながら欲しいって言ってるの見えちゃって」
『うわー!嬉しいー!駿貴さんありがとう!』
隣にいる駿貴さんに抱きつく
須「喜んでくれてよかったよ、俺も開けていい?」
『もちろん!』
駿貴さんに選んだのは私にしては背伸びしたブランドの手袋、マフラーに合いそうなデザイン
須「センス最高か?」
『最高ですか?よかった〜』
手につけて見てくれる仕草も嬉しくて、プレゼントのチョイスミスらなかった事にもかなり胸を撫で下ろして
口角があがったのをキープする
そんな時間でも大切にしている私はまだ本当の"好き"に気づいていないのかもしれない
ーーーーーー
季節外れのクリスマスエピソードです!お許しください!