なんて、なんて。
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わかんないよ
2人で買いに行ったマフラーが着け時になった頬をかすめる風に顔をしかめるようになった頃、
沙南が俺を"駿貴さん"と呼ぶようになった頃
行き場のない不安に追い詰められるようになった頃
"私でよければ付き合ってください"と顔を真っ赤にしながら言う沙南の事を何回も思い出しては自分の心の安定材料にしている
『川上さん~修正終わりました』
川「ありがとう、じゃあ次こっちお願いしてもいい?」
オフィス内で俺と沙南が付き合っていることは基本内密、伊沢には前々から相談していたということで伊沢だけ
きっと一部にはばれているだろうけど
だからか、沙南は川上の右腕のような働きをしていた
卒論の準備をしながらも企画に記事にとどんどん仕事が回ってくる川上の手伝いを自然にしていたのが沙南だった
傍から見ているとお前らのほうがお似合いなんじゃないの?と言いたくなるほど息が合っている気がする
もやもやそんなことを考えていると手元のスマホが通知を知らせる
沙南【何ぼーっとしてんの?今日の夜ご飯行きませんか?】
沙南の方を見ると楽しそうに笑っている
須貝【やべぇ、寝るとこだったわ。夕飯行こ】
沙南【やったー、じゃあ20時くらいに】
返信を確認し軽く頷くとパソコンに目を戻すのを確認して落ちかけた意識を無理やり起こして作業に意識を戻す
俺はいつまで川上に怯えながら沙南と付き合わなければならないのか、
それとも川上に余裕ができたら簡単にかっさわれてしまうのか
ーーーーーー
家に帰りシャワーや寝る前の身支度を済ませお気に入りの部屋着を着てベッドに寝ころぶ
私の何も考えずに自分の事に時間を費やせる至福のひととき
でも最近はいろいろなことに思考をめぐらすことが増えた
「じゃあ、もしそれを川上に言われたら?」
今日も頭の中を伊沢さんの一言がぐるぐる回る
『川上さんに、言われたら、』
この言葉の次に浮かぶのは駿貴さんの顔
駿貴さんと付き合うと決めて、付き合って
正直素直に甘えられていると思う
頼れるお兄ちゃんに違いはないし
何より経験則からか私のことを甘やかすことに慣れていると思う
私のことを大切にしてくれていることも伝わるし
でも、なんで毎日こんなに川上さんのことばっか考えているんだろう
もちろんいまオフィスで一番話すのは川上さん、それは川上さんのサポートをしているからで間違いなくて
でもなんで他に手の空いてるであろうライターさんがいるのに私がサポートを志願していたのか
自分でもわからない
ただ、お世話になった先輩を支えたいと思ったし
他の女性のライターを頼るなら私の事を頼ってほしいと思った
思ってしまった、、から
『駿貴さん~わかんないよ~』
目に涙が溜まっていくのがわかる
だって、私には駿貴さんという素敵な恋人がいるのに
頭の中は毎晩川上さんの事を考えている
ーーーーーー
2人で買いに行ったマフラーが着け時になった頬をかすめる風に顔をしかめるようになった頃、
沙南が俺を"駿貴さん"と呼ぶようになった頃
行き場のない不安に追い詰められるようになった頃
"私でよければ付き合ってください"と顔を真っ赤にしながら言う沙南の事を何回も思い出しては自分の心の安定材料にしている
『川上さん~修正終わりました』
川「ありがとう、じゃあ次こっちお願いしてもいい?」
オフィス内で俺と沙南が付き合っていることは基本内密、伊沢には前々から相談していたということで伊沢だけ
きっと一部にはばれているだろうけど
だからか、沙南は川上の右腕のような働きをしていた
卒論の準備をしながらも企画に記事にとどんどん仕事が回ってくる川上の手伝いを自然にしていたのが沙南だった
傍から見ているとお前らのほうがお似合いなんじゃないの?と言いたくなるほど息が合っている気がする
もやもやそんなことを考えていると手元のスマホが通知を知らせる
沙南【何ぼーっとしてんの?今日の夜ご飯行きませんか?】
沙南の方を見ると楽しそうに笑っている
須貝【やべぇ、寝るとこだったわ。夕飯行こ】
沙南【やったー、じゃあ20時くらいに】
返信を確認し軽く頷くとパソコンに目を戻すのを確認して落ちかけた意識を無理やり起こして作業に意識を戻す
俺はいつまで川上に怯えながら沙南と付き合わなければならないのか、
それとも川上に余裕ができたら簡単にかっさわれてしまうのか
ーーーーーー
家に帰りシャワーや寝る前の身支度を済ませお気に入りの部屋着を着てベッドに寝ころぶ
私の何も考えずに自分の事に時間を費やせる至福のひととき
でも最近はいろいろなことに思考をめぐらすことが増えた
「じゃあ、もしそれを川上に言われたら?」
今日も頭の中を伊沢さんの一言がぐるぐる回る
『川上さんに、言われたら、』
この言葉の次に浮かぶのは駿貴さんの顔
駿貴さんと付き合うと決めて、付き合って
正直素直に甘えられていると思う
頼れるお兄ちゃんに違いはないし
何より経験則からか私のことを甘やかすことに慣れていると思う
私のことを大切にしてくれていることも伝わるし
でも、なんで毎日こんなに川上さんのことばっか考えているんだろう
もちろんいまオフィスで一番話すのは川上さん、それは川上さんのサポートをしているからで間違いなくて
でもなんで他に手の空いてるであろうライターさんがいるのに私がサポートを志願していたのか
自分でもわからない
ただ、お世話になった先輩を支えたいと思ったし
他の女性のライターを頼るなら私の事を頼ってほしいと思った
思ってしまった、、から
『駿貴さん~わかんないよ~』
目に涙が溜まっていくのがわかる
だって、私には駿貴さんという素敵な恋人がいるのに
頭の中は毎晩川上さんの事を考えている
ーーーーーー