なんて、なんて。
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自分なりの
沙南【須貝さん、お話したいことがあるのでご飯行きませんか?】
このメッセージを送るのに18分もかかったし送る手は震えるし今でも心臓がうるさいくらい
返信や既読を気にすると卒論に手がつかない気がして携帯の電源を切ってパソコンに向かいなおした
するとパソコンからメッセージの通知が知らされる
須貝【もちろん!今日の夜なら時間あるよ】
パソコンとメッセージアプリを連動させていたことを忘れていて不意の通知に突っ伏してしまう、きっと顔は信じられないくらい赤い
沙南【じゃあ、1号館の前集合でいかがですか?】
須貝【楽しみにしてる】
すぐに来たその返信にまた頭を悩ませられ卒論は思うように進まなかった
ーーーーー
須「で、話って?」
駒場から数駅離れた私の乗換駅の小さなご飯屋さん、私の行きつけのお店の席に座ったばかりなのに
『あの、その、この前の』
須「この前は、、高校物理の話だっけ?」
『じゃなくて、』
須「てことは、返事?」
緊張で声が出なくて小さく頷くだけになってしまう
須「聞かせてくれるの?」
『は、い』
須「めっちゃ緊張してる?準備できるまで待つよ」
『ありがとうございます』
そこでいつもの優しいおばちゃんが須貝さんのから揚げ定食と私のオムライスを運んできてくれる
あやふやのままご飯を食べ始めたらきっと大好きなオムライスがおいしく食べられない
『須貝さん!』
須「はい!」
『私でよければ、付き合ってください』
須「え!?まじ?」
『まじです、』
語尾が尻すぼみになる自信のない自分が悲しくなってオムライスを一口食べる
須貝さんの顔が真っ直ぐ見れなくて机を見つめながらオムライスを頬張る
須「沙南、」
『はい』
頭を上げるより先に前から手を優しく握られる
須「大切に、本当に大切にするから」
『お願いします』
須貝さんと目を見合わせて笑う時間
私にとってはどうしようもないくらい幸せで大切にしていきたい時間になっていきますように
ーーーーーー
いつもは沙南の最寄り駅で別れるけど今日は名残惜しくて家まで手を繋いで歩く
普段なら遠慮する沙南も素直に受け入れてくれて
『今日もおいしかったですね』
須「おいしかったね、いつもから揚げだけど竜田揚げも気になる」
『私も天津飯気になります』
他愛のない話をしているうちに沙南の部屋の前
『須貝さん、送っていただきありがとうございました、これから、よろしくお願いします』
須「こちらこそ、これからもよろしくね」
名残惜しいが沙南の部屋の前で長々と話すのもほかの住人さんの迷惑になってしまうし
須「沙南、大好きだよ。おやすみ」
『ありがとうございます、おやすみなさい』
沙南は俺が見えなくなるまで手を振ってくれていた
ーーーーーー
沙南【須貝さん、お話したいことがあるのでご飯行きませんか?】
このメッセージを送るのに18分もかかったし送る手は震えるし今でも心臓がうるさいくらい
返信や既読を気にすると卒論に手がつかない気がして携帯の電源を切ってパソコンに向かいなおした
するとパソコンからメッセージの通知が知らされる
須貝【もちろん!今日の夜なら時間あるよ】
パソコンとメッセージアプリを連動させていたことを忘れていて不意の通知に突っ伏してしまう、きっと顔は信じられないくらい赤い
沙南【じゃあ、1号館の前集合でいかがですか?】
須貝【楽しみにしてる】
すぐに来たその返信にまた頭を悩ませられ卒論は思うように進まなかった
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須「で、話って?」
駒場から数駅離れた私の乗換駅の小さなご飯屋さん、私の行きつけのお店の席に座ったばかりなのに
『あの、その、この前の』
須「この前は、、高校物理の話だっけ?」
『じゃなくて、』
須「てことは、返事?」
緊張で声が出なくて小さく頷くだけになってしまう
須「聞かせてくれるの?」
『は、い』
須「めっちゃ緊張してる?準備できるまで待つよ」
『ありがとうございます』
そこでいつもの優しいおばちゃんが須貝さんのから揚げ定食と私のオムライスを運んできてくれる
あやふやのままご飯を食べ始めたらきっと大好きなオムライスがおいしく食べられない
『須貝さん!』
須「はい!」
『私でよければ、付き合ってください』
須「え!?まじ?」
『まじです、』
語尾が尻すぼみになる自信のない自分が悲しくなってオムライスを一口食べる
須貝さんの顔が真っ直ぐ見れなくて机を見つめながらオムライスを頬張る
須「沙南、」
『はい』
頭を上げるより先に前から手を優しく握られる
須「大切に、本当に大切にするから」
『お願いします』
須貝さんと目を見合わせて笑う時間
私にとってはどうしようもないくらい幸せで大切にしていきたい時間になっていきますように
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いつもは沙南の最寄り駅で別れるけど今日は名残惜しくて家まで手を繋いで歩く
普段なら遠慮する沙南も素直に受け入れてくれて
『今日もおいしかったですね』
須「おいしかったね、いつもから揚げだけど竜田揚げも気になる」
『私も天津飯気になります』
他愛のない話をしているうちに沙南の部屋の前
『須貝さん、送っていただきありがとうございました、これから、よろしくお願いします』
須「こちらこそ、これからもよろしくね」
名残惜しいが沙南の部屋の前で長々と話すのもほかの住人さんの迷惑になってしまうし
須「沙南、大好きだよ。おやすみ」
『ありがとうございます、おやすみなさい』
沙南は俺が見えなくなるまで手を振ってくれていた
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