なんて、なんて。
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眇たる
研究室を出て構内を歩いていると仲睦まじい、できれば見たくなかった後ろ姿を見かける
須「やっぱ川上か」
そう零したのはほとんど無意識で
思わず下を向いたのも、きっと無意識
2人の楽しそうな声が聞こえるのが嫌で真反対に歩く
握りしめた拳がキリキリ痛い
ーーーーーー
オフィスに着くと福良くんと河村くん
おはよう~なんて言いながら入ると2人とも返してくれたあと
福「疲れてる?少し顔死んでますよ」
須「え、まじ?無意識だったわ」
河「何かお悩みでも?」
須「いや、特に」
少しだけ2人の視線が怖かった
何もかもを見透かされているようで
俺の(名前)に対する淡い気持ちと川上に対する妬みさえもすべて
須「け、研究が今日うまくいかなくて、実験が」
福「そういう日もありますよね~」
河「疲れてるなら少し仮眠してから業務に移ればどうです?」
須「いや、あーでもお言葉に甘えるわ、サンキュ」
福「ちゃんと起きてきてくださいね~」
須「はーい」
2人に背を向けて仮眠室に入った瞬間にこの前の沙南と川上を思い出して余計に参る
ベッドにボフっと横たわるとさっきのふたりの廊下での後ろ姿を思い出してしまって頭の斜め上あたりを手で雑に払って思考を止めようと試みる
須「あーーーーーーくっそ!」
当然止まる訳もなく雑に毛布に潜り込む
緩やかに襲いかかってくる睡魔に素直に降参してしまいそうになった所で1時間後にタイマーをセットする
起きた頃には全て忘れてたらいいな、なんて無理なことを考えながら
ーーーーーー
ケータイのアラーム音がなっているので意識が緩やかに戻っていく
ふと実家の犬と寝ている時と同じ感覚
癖のように手探りで撫でると少し身じろぎをしたのを感じて
え?身じろぎ?てかここどこだ?
意識が一気に戻り手元を見ると丸まって寝てる沙南
たまたま撫でたところが頭でよかったなんて安堵よりも寝起きで、さっきまで考えてた人が横にいる
嬉しいのか悲しいのか悔しいのかよくわからない感情が胸を渦巻く
『んーー』
沙南が起きるらしく身動ぎをする
ーーーーーー
研究室を出て構内を歩いていると仲睦まじい、できれば見たくなかった後ろ姿を見かける
須「やっぱ川上か」
そう零したのはほとんど無意識で
思わず下を向いたのも、きっと無意識
2人の楽しそうな声が聞こえるのが嫌で真反対に歩く
握りしめた拳がキリキリ痛い
ーーーーーー
オフィスに着くと福良くんと河村くん
おはよう~なんて言いながら入ると2人とも返してくれたあと
福「疲れてる?少し顔死んでますよ」
須「え、まじ?無意識だったわ」
河「何かお悩みでも?」
須「いや、特に」
少しだけ2人の視線が怖かった
何もかもを見透かされているようで
俺の(名前)に対する淡い気持ちと川上に対する妬みさえもすべて
須「け、研究が今日うまくいかなくて、実験が」
福「そういう日もありますよね~」
河「疲れてるなら少し仮眠してから業務に移ればどうです?」
須「いや、あーでもお言葉に甘えるわ、サンキュ」
福「ちゃんと起きてきてくださいね~」
須「はーい」
2人に背を向けて仮眠室に入った瞬間にこの前の沙南と川上を思い出して余計に参る
ベッドにボフっと横たわるとさっきのふたりの廊下での後ろ姿を思い出してしまって頭の斜め上あたりを手で雑に払って思考を止めようと試みる
須「あーーーーーーくっそ!」
当然止まる訳もなく雑に毛布に潜り込む
緩やかに襲いかかってくる睡魔に素直に降参してしまいそうになった所で1時間後にタイマーをセットする
起きた頃には全て忘れてたらいいな、なんて無理なことを考えながら
ーーーーーー
ケータイのアラーム音がなっているので意識が緩やかに戻っていく
ふと実家の犬と寝ている時と同じ感覚
癖のように手探りで撫でると少し身じろぎをしたのを感じて
え?身じろぎ?てかここどこだ?
意識が一気に戻り手元を見ると丸まって寝てる沙南
たまたま撫でたところが頭でよかったなんて安堵よりも寝起きで、さっきまで考えてた人が横にいる
嬉しいのか悲しいのか悔しいのかよくわからない感情が胸を渦巻く
『んーー』
沙南が起きるらしく身動ぎをする
ーーーーーー