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『あの、私、クイズノック続けたいです』


沙南からその言葉を聞いた時、沙南が残ってくれるという安心感と数日このことを考えて少し気が張っていたから安堵感から気分が高揚して

何を言ったかあまり覚えてないけど伊沢とハイタッチをして沙南の肩を軽く組んで喜んだのは覚えているし感覚も残っている


思ったより華奢な肩、とか


『これからもよろしくお願いします』


沙南がそう言って頭を下げた姿が綺麗だな、と感じたのはここ数日の沙南の葛藤とか決心とかが手に取るようにわかるようで、

多分俺の想像よりも悩んだのだろうと思うから
妹が大人になったような


また違う女性に感じる瞬間で


なんか胸の上あたりがむず痒く感じて頭を上げた沙南の頭を雑に撫でたのはここだけの話にしたい

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