なんて、なんて。
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葛藤
今目の前ですみません、すみませんと涙を流しながらしゃっくりをあげているのは沙南ちゃん
俺も泣きたいよと言いたいけどそんなこと言ってしまうときっともっと泣いてしまう
君みたいな素直で優秀なライターを手放すなんて泣きたくなるよ
ーーーーーー
オフィスでたまたま2人だった時
いつものようにニコニコしながら少しお話いいですか?と横に座ってきたと思った
いいよ?と顔を見ると雲行きが怪しい顔色
伊「どうした?」
『ライターやめようか考えていて』
伊「ん?やめる?」
聞き返したのはしょうがない
信じられない、いや信じたくないのだから
伊「理由聞いていい?」
『えっと、』
伊「やっぱり男多いのきつい?」
『.......はい。』
下を向いて目に涙を溜めている沙南ちゃん
この事を俺に伝えるのにもいくつの決心をしたのかと思うと
簡単にだめ、なんて言えないよね
伊「そうだよなー、そうだよな」
『すみません』
伊「沙南ちゃんが謝ることなんてひとつもないよ
でも、編集長としては(名前)ちゃんみたいな優秀で読者からも人気のライターを手放すのは惜しいし、
俺個人としては沙南ちゃんがせっかくクイズノックに馴染んで俺らにも懐いてくれたのに少し寂しいなって思う部分もあるよ」
『人気のライター?』
伊「沙南ちゃんの記事めっちゃ人気あるんだよ、知らない?」
『ファンの方が褒めてくれてるだけだと』
伊「そんだけファンいるってことだよ!」
口の中で知らなかった、と呟いている沙南ちゃん
伊「オフィスに大学から帰ってきてここが家みたいなもんだしって言ってくれたことあったじゃん?
覚えてるかな?」
『うっすら?』
伊「おれ、あれすごい嬉しかったんだよね、やっぱり沙南ちゃん男性嫌いだから馴染むのにも少し時間かかったし、少しずつ俺らのこと頼ってくれるようになってきて懐いてくれたってわかった時は
すごい嬉しかったな?」
ついに沙南ちゃんの涙腺が決壊した
ありがとうございますとすみませんを交互に言いながら口を抑えて俯いてしまっている
この涙は葛藤の涙だってわかるから
伊「今すぐに決めろとは言わない、けどクイズノック全員が沙南ちゃんが辞めることを惜しむし少しずつでもいいから考え直してくれたらおれはすごい嬉しいって思うよ?沙南ちゃん次第だけどね」
『はい、ありがとう、ございます』
今日は帰ります、と出ていった後すぐに須貝さんと沙南ちゃんの声
厄介なことになりそうだな
今目の前ですみません、すみませんと涙を流しながらしゃっくりをあげているのは沙南ちゃん
俺も泣きたいよと言いたいけどそんなこと言ってしまうときっともっと泣いてしまう
君みたいな素直で優秀なライターを手放すなんて泣きたくなるよ
ーーーーーー
オフィスでたまたま2人だった時
いつものようにニコニコしながら少しお話いいですか?と横に座ってきたと思った
いいよ?と顔を見ると雲行きが怪しい顔色
伊「どうした?」
『ライターやめようか考えていて』
伊「ん?やめる?」
聞き返したのはしょうがない
信じられない、いや信じたくないのだから
伊「理由聞いていい?」
『えっと、』
伊「やっぱり男多いのきつい?」
『.......はい。』
下を向いて目に涙を溜めている沙南ちゃん
この事を俺に伝えるのにもいくつの決心をしたのかと思うと
簡単にだめ、なんて言えないよね
伊「そうだよなー、そうだよな」
『すみません』
伊「沙南ちゃんが謝ることなんてひとつもないよ
でも、編集長としては(名前)ちゃんみたいな優秀で読者からも人気のライターを手放すのは惜しいし、
俺個人としては沙南ちゃんがせっかくクイズノックに馴染んで俺らにも懐いてくれたのに少し寂しいなって思う部分もあるよ」
『人気のライター?』
伊「沙南ちゃんの記事めっちゃ人気あるんだよ、知らない?」
『ファンの方が褒めてくれてるだけだと』
伊「そんだけファンいるってことだよ!」
口の中で知らなかった、と呟いている沙南ちゃん
伊「オフィスに大学から帰ってきてここが家みたいなもんだしって言ってくれたことあったじゃん?
覚えてるかな?」
『うっすら?』
伊「おれ、あれすごい嬉しかったんだよね、やっぱり沙南ちゃん男性嫌いだから馴染むのにも少し時間かかったし、少しずつ俺らのこと頼ってくれるようになってきて懐いてくれたってわかった時は
すごい嬉しかったな?」
ついに沙南ちゃんの涙腺が決壊した
ありがとうございますとすみませんを交互に言いながら口を抑えて俯いてしまっている
この涙は葛藤の涙だってわかるから
伊「今すぐに決めろとは言わない、けどクイズノック全員が沙南ちゃんが辞めることを惜しむし少しずつでもいいから考え直してくれたらおれはすごい嬉しいって思うよ?沙南ちゃん次第だけどね」
『はい、ありがとう、ございます』
今日は帰ります、と出ていった後すぐに須貝さんと沙南ちゃんの声
厄介なことになりそうだな