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突然息が詰まるような感覚

さっきまで、オフィスで作業をしていたはずなのに
急に目に入ってきたのは中学校の教室


だんだん意識がしっかりしてきて教室を見渡すと休み時間らしく教室内はざわざわしていて

安心して伸びをしてしまった

すると近くにいた男子に当たってしまいいつもののの悪口大会が始まってしまって、、


そこで肩を掴まれる感触と意識が違う時空に飛んでいくような感覚
目を開けてすぐに見えたのは男の人の胸板


反射でその胸板を押し距離を取ろうとすると聞きなれた声で戸惑っているのが確信できる

恐る恐る上をむくと須貝さんであの安心できる須貝さんだって分かるはずなのに胸は嫌な鼓動を鳴らしてひたすら謝れと命令してくる


何度も、何度謝ったかわからないし須貝さんが何度大丈夫と言ってくれたかもわからないけど涙は止まらないし運動していないのにどんどん息も上がっていく


伊｢沙南ちゃん、向こうの部屋で少し落ち着いてきな？ココア持っていくから｣


かろうじてお礼を言ったはず、直ぐに隣の部屋に行き部屋の隅でうずくまっていると伊沢さんが私と少し距離を取ったところにゆっくり座ってココアを手渡してくれる


伊｢変な夢でも見た？｣
『ちょっと、昔の夢が』
伊｢そっかー、須貝さん体格いいからすぐ男の人だってわかるよね～そりゃビビるわ｣


ははっと笑ってくれるけど笑い事じゃない


『須貝さんも川上さんも私の反応変だって気づきましたよね』
伊｢うーん、多分ね～、でも怖い夢見てたとか言い訳すれば二人とも信じると思うよ、沙南ちゃんの言うことなら｣
『私の言うこと、、なら』
伊｢そうだよ、沙南ちゃんの言うことなら
沙南ちゃんどれだけ2人に大切にされてるか実感してない？｣


目が笑っているけどちゃんと真剣に言ってくれる伊沢さんの目に吸い込まれそうになる


『嫌われ、ましたかね』
伊｢どうして？｣
『多分夢でうなされてたんですよね、私、それを助けようとしてくれたのにすぐ拒否って』
伊｢そんなことないよ、逆に迂闊に触った自分の行動に後悔してそう｣
『それも申し訳ない、』
伊｢大丈夫、須貝さん沙南ちゃんのお兄ちゃんだからちゃんと沙南ちゃんが笑ってれば安心してくれるよ｣
『です、、かね』


落ち着いたら戻っておいで、なんとか言っておくからと軽く手を振りながら出ていった伊沢さん

肩を落として項垂れるけどさすがに早く戻って弁明しなきゃだし


あと、、10分だけ、、

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