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中学に上がるともっと酷くなった
地元の公立の学校に通っていたため小学校とほぼ同じメンバーに加えて2つの小学校のが合体した


気づけば、学年ほぼ全部の男子からいじめられるようになっていて
毎日の｢ブス｣｢きもい｣｢まだ生きてんの？｣に加えての菌扱いはもはや普通だった

ガキのことだと割り切るには私はまだ幼すぎて毎回言われる罵倒を雑音とすることが出来なくて毎回言われることをまともに受け止め泣く毎日


お母さんに『なんでこんなブスな顔で産んだの』と言ったりもしたけど家族は学校を休ませてくれなくて
どんなに辛い状況でも毎日休まず学校へ通っていた


そんな時、好意を抱く人ができた
その人は私を悪くいう人が集まるグループに属していたが悪口もあまり言わずにいつも興味がなさそうにしていた
だから、勝手に私のことを嫌ってないと思ってしまった


｢ちょっと、放課後特別教室の前で会えない？｣


彼からそんなことを言われて少し、舞い上がっていた
私のことを一番近くで理解してくれる人が出来るかもしれない、なんて思っていた


｢好き、なんだよね｣
『えっ？』
｢信じてもらえないかもしれないけど、俺佐々木のこと好きだよ｣


そんなことがあっていいのか、と顔に熱が集まっていくのを感じる


｢俺の事、好き？｣
『.......うん。』
｢そっか、、｣


その瞬間聞こえたのは男子の笑い声
思わず落とした顔を上げると彼がバカにした笑い方をしてくる


｢俺が、お前のこと好きになると思った？
よくその顔で調子乗れるよなw早く整形したら？｣


言葉も出ず喉の奥から変な音が出そうなくらい喉の奥が閉まっていくのを感じる
その閉塞感を感じた瞬間に足が動いた
その場から離れようと必死だった


気づいたら学校と家の間くらいにある公園でしゃがみ込んで泣いていた


翌日学校へ聞くとやはりその話をされみんなに｢調子に乗ってる｣だの｢ブスは早く死ね｣だの色々言われる
予想はしていたがやっぱりどうしようもなく自分が虚しくて涙が出てしまう


このままだと自分の心が壊れることを自覚して学年主任に相談すると

｢あなたは何もしないんですか？｣
｢ほんとに今までその人たちを逆なですること1度も言ってないんですか？｣
｢あなたに非があるんじゃないんですか？｣


言われたのは、そんな言葉ばかりだった