過去


発言などの設定
男子→男｢｣
女子→女｢｣
仲良しの友達
ゆり、あや

把握お願いします！！
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自分の顔がお世辞でもかわいいと言えないのは幼い頃からわかってた
自覚もだが親からもそんなに顔のことを褒められることはなかった
不意に、それをより強く自覚することになる


男｢お前ってほんとにブスだよな｣


小学校5年生、いきなり男子から言われたこと


『知ってるよ』
男｢ブスはしゃべんなよ｣


それは、突然始まったこと
幼いしょうもないいじりだと思ってた


男｢うわ、触んなよまじ！佐々木に触られたまじ無理！｣
男｢うわ、お前触ってくんなよ俺にもうつんだろ｣


所謂いじりがエスカレートしたいじめのようなもの


『そんなこと言われたくないんだけど』
『なんでそんなこと言われなきゃいけないの』


幼かった私はいちいち言い返して抵抗していた
周りの大人は｢ほっとけば落ち着く｣そうとしか言ってくれなくて
もちろんほっといていても毎日言われる悪口が止まることは無かった


1番覚えているのはある日、朝教室に入ろうとするとたまたま出ようとした男子とタイミングが重なってしまいお互い驚いた

なぜかそのまま顔面を殴られた
そのまま鼻血が出てしまい私は恐怖と戸惑いで保健室に飛び込み先生の前で泣き叫んだ


先生がその子に話を聞くと｢たまたま腕が当たっただけ｣と言ったらしい
私はその人が振りかぶる瞬間までしっかり見えていたのに


病院に行って検査が終わり教室に戻ると教室は異様な雰囲気でその人が少し大きな声で


男｢あんなブスが目の前に来たらびっくりして殴りたくもなるよな、てか俺の腕どーすんのあいつの顔触っちゃったんだけど、俺の腕もブスになんのかな｣

『っ、』


教室はどっと笑いに包まれた
男子だけじゃなく女の子も笑ってた
ゆりとあやも笑ってた

笑うことでもないのに


その日から私は友達を信頼することをやめた


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