河村さん
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その言葉を
『あ、過ぎてた』
うたた寝から起きると携帯の時刻は深夜0時半を指している
通知欄にはいくつもの通知が見えてそれを流し見し終わってため息が漏れる
『くるわけなかったよな〜わかってた〜』
せっかく本格的に寝入る準備をするために起こした体を勢いよく布団に埋める
口では来るわけなかったと言ったけど期待まみれだったことに間違いはない
河「そっか、じゃあ沙南ちゃん大人になっちゃうね」
そう微笑む彼の顔が脳裏によぎって無駄に赤くなった顔を枕押さえつけた
ーーーーーー
『河村さん!聞いてますか?』
河「聞いてるよ、なに」
『だから授業行かないとまた単位』
河「この授業はテストをパスすれば単位をもらえるイージー授業なんですよ」
『そのテストがイージーじゃな、』
河「あなたが教えてくれるでしょう?」
顎をつままれて息を止めるといたずらな笑顔と目が合う
『おしえ、ますけど』
河「ありがとうございます」
そう言うとパソコンに目を戻す
喉の奥がきゅっと締まってしまって上手く声が出てこない
渋々横に座り自分も作業に意識を戻す
伊「沙南ちゃんはいつになっても河村さんにケンカ勝てないね」
『喧嘩じゃないですよ』
伊「あの人の丸め込む能力はね、でも沙南ちゃんも下手だよね?」
『うるさいです』
楽しそうに笑う伊沢さんを楽しそうに睨む河村さんは楽しそうで、本当に楽しそうで
美しかった
河「ねえ、沙南ちゃん聞いてる?」
『すみません聞いてなかったです』
河「素直で結構、この記事すごいよかった、手直しするところ細かい語彙くらい
でも普通に読んでたら吸い込まれちゃってわかんないくらい」
『ありがとう、ございます』
初めて会った時は目が座ってて言葉数が少なくて触れずらい人、
仲良くなるとよくわからない理論ですぐ人を丸め込む人、
でも人のことを素直にまっすぐ褒めることのできる稀有なひと、
いたずらな笑顔が普段の印象とギャップがあってかわいいこと、
もっと、もっとこんなのじゃ足りないくらい河村さんのことを知りたいと思ってる自分がいる
ーーーーーー
『お先に失礼します〜』
山「あ、お疲れ様、今日早いじゃん?」
『明日友人とお昼ご飯行くのでもう帰るんですよ〜』
山「えーいいな!どこ行くの?」
『あ、わかんないんです』
笑うと山本さんは興味を示したのか横に座って話を聞いてくれる
山「そっかー、明日誕生日なんだね!少し早いけどおめでとう!」
『ありがとうございます!』
山「河村さん!沙南ちゃん明日誕生日なんですってー」
山本さんがちょうど近くにいた河村さんに声をかける
きっと反応に困って愛想笑いされるんだろう、な
河「沙南ちゃん明日誕生日なんだ、
そっか、じゃあ沙南ちゃん大人になっちゃうね」
『え、』
頭をクシャッとして気をつけて帰るんだよと微笑んで隣の部屋へ行った河村さんが居なくなっても背中から目を離せなかったのは、きっと
ーーーーーー
友人達に沢山祝ってもらい欲しかったバックをもらいこんなに幸せでいいのか、なんて考えながら最寄り駅で降りる
改札まで歩いていると風の当たらない場所で黒い影
普段は意識向かない場所なのに珍しいと横目で見ると
『河村さん、?』
"会いに来てくれた"
なんて期待が生まれるのは許して欲しい
ただ友人を待っているかもしれない、待ち合わせ場所がたまたま私の最寄りだっ
河「あ、沙南ちゃん」
『河村さん、待ち合わせですか?』
河「いや、」
河村さんは普段言葉に詰まらない
ちゃんと話すことを決めてから話すから
河「これじゃあまるでストーカーだし不審がられてもしょうがないとは思うんだけど
ただ、沙南ちゃんにおめでとうって伝えたくて」
『私に?』
今日は特別寒い日で、関西では雪が降ったらしい
そんな寒い中帰りの時間がわからない私のことを、待っててくれた
河「うん、」
『はい、』
河「沙南ちゃん、お誕生日おめでとう」
たったこの一言を言うためだけに
『ありがとうございます』
じゃあ、と手を挙げて帰ろうとする河村さんの手を取る
『え、冷たっ
いつから待ってたんですか?こんなに寒い中』
河「んー、30分くらい」
『本当は?』
わかりやすく泳ぐ目を捉えると諦めたように笑い
河「1時間、2時間弱かな」
『風邪ひくじゃないですか!体強くないのに』
河「まさか沙南ちゃんに怒られるとは思わなかった」
『あったまって行ってください、うちここから歩いて5秒くらいなので』
河「いや、いいって」
『私寒いのほんとに嫌だから暖房入れっぱなしなんですよ』
すぐ家に招くようなふしだらな女の子だなんて思って欲しくない、でも今は
河「わかった、ありがとう少しだけおじゃまする」
『よし、行きましょう』
河村さんに自分のつけていたマフラーを巻き付け歩き出すと河村さんに優しく右手をにぎられる
家に着くまで少しでも私の体温であったまって貰えたら、なんて
しばらく温まった後2人でご飯に行けるかも、なんて期待をしながら
『あ、過ぎてた』
うたた寝から起きると携帯の時刻は深夜0時半を指している
通知欄にはいくつもの通知が見えてそれを流し見し終わってため息が漏れる
『くるわけなかったよな〜わかってた〜』
せっかく本格的に寝入る準備をするために起こした体を勢いよく布団に埋める
口では来るわけなかったと言ったけど期待まみれだったことに間違いはない
河「そっか、じゃあ沙南ちゃん大人になっちゃうね」
そう微笑む彼の顔が脳裏によぎって無駄に赤くなった顔を枕押さえつけた
ーーーーーー
『河村さん!聞いてますか?』
河「聞いてるよ、なに」
『だから授業行かないとまた単位』
河「この授業はテストをパスすれば単位をもらえるイージー授業なんですよ」
『そのテストがイージーじゃな、』
河「あなたが教えてくれるでしょう?」
顎をつままれて息を止めるといたずらな笑顔と目が合う
『おしえ、ますけど』
河「ありがとうございます」
そう言うとパソコンに目を戻す
喉の奥がきゅっと締まってしまって上手く声が出てこない
渋々横に座り自分も作業に意識を戻す
伊「沙南ちゃんはいつになっても河村さんにケンカ勝てないね」
『喧嘩じゃないですよ』
伊「あの人の丸め込む能力はね、でも沙南ちゃんも下手だよね?」
『うるさいです』
楽しそうに笑う伊沢さんを楽しそうに睨む河村さんは楽しそうで、本当に楽しそうで
美しかった
河「ねえ、沙南ちゃん聞いてる?」
『すみません聞いてなかったです』
河「素直で結構、この記事すごいよかった、手直しするところ細かい語彙くらい
でも普通に読んでたら吸い込まれちゃってわかんないくらい」
『ありがとう、ございます』
初めて会った時は目が座ってて言葉数が少なくて触れずらい人、
仲良くなるとよくわからない理論ですぐ人を丸め込む人、
でも人のことを素直にまっすぐ褒めることのできる稀有なひと、
いたずらな笑顔が普段の印象とギャップがあってかわいいこと、
もっと、もっとこんなのじゃ足りないくらい河村さんのことを知りたいと思ってる自分がいる
ーーーーーー
『お先に失礼します〜』
山「あ、お疲れ様、今日早いじゃん?」
『明日友人とお昼ご飯行くのでもう帰るんですよ〜』
山「えーいいな!どこ行くの?」
『あ、わかんないんです』
笑うと山本さんは興味を示したのか横に座って話を聞いてくれる
山「そっかー、明日誕生日なんだね!少し早いけどおめでとう!」
『ありがとうございます!』
山「河村さん!沙南ちゃん明日誕生日なんですってー」
山本さんがちょうど近くにいた河村さんに声をかける
きっと反応に困って愛想笑いされるんだろう、な
河「沙南ちゃん明日誕生日なんだ、
そっか、じゃあ沙南ちゃん大人になっちゃうね」
『え、』
頭をクシャッとして気をつけて帰るんだよと微笑んで隣の部屋へ行った河村さんが居なくなっても背中から目を離せなかったのは、きっと
ーーーーーー
友人達に沢山祝ってもらい欲しかったバックをもらいこんなに幸せでいいのか、なんて考えながら最寄り駅で降りる
改札まで歩いていると風の当たらない場所で黒い影
普段は意識向かない場所なのに珍しいと横目で見ると
『河村さん、?』
"会いに来てくれた"
なんて期待が生まれるのは許して欲しい
ただ友人を待っているかもしれない、待ち合わせ場所がたまたま私の最寄りだっ
河「あ、沙南ちゃん」
『河村さん、待ち合わせですか?』
河「いや、」
河村さんは普段言葉に詰まらない
ちゃんと話すことを決めてから話すから
河「これじゃあまるでストーカーだし不審がられてもしょうがないとは思うんだけど
ただ、沙南ちゃんにおめでとうって伝えたくて」
『私に?』
今日は特別寒い日で、関西では雪が降ったらしい
そんな寒い中帰りの時間がわからない私のことを、待っててくれた
河「うん、」
『はい、』
河「沙南ちゃん、お誕生日おめでとう」
たったこの一言を言うためだけに
『ありがとうございます』
じゃあ、と手を挙げて帰ろうとする河村さんの手を取る
『え、冷たっ
いつから待ってたんですか?こんなに寒い中』
河「んー、30分くらい」
『本当は?』
わかりやすく泳ぐ目を捉えると諦めたように笑い
河「1時間、2時間弱かな」
『風邪ひくじゃないですか!体強くないのに』
河「まさか沙南ちゃんに怒られるとは思わなかった」
『あったまって行ってください、うちここから歩いて5秒くらいなので』
河「いや、いいって」
『私寒いのほんとに嫌だから暖房入れっぱなしなんですよ』
すぐ家に招くようなふしだらな女の子だなんて思って欲しくない、でも今は
河「わかった、ありがとう少しだけおじゃまする」
『よし、行きましょう』
河村さんに自分のつけていたマフラーを巻き付け歩き出すと河村さんに優しく右手をにぎられる
家に着くまで少しでも私の体温であったまって貰えたら、なんて
しばらく温まった後2人でご飯に行けるかも、なんて期待をしながら