なんで


ここにクイズノックの須貝さんはいません
バイトの先輩設定です、無理な人はプラウザバックお願いします。

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なんとなくシフトがよく被るメンバーでご飯
よくある話しなのかもしれないけど私にとっては初めての体験で

楽しみという気持ちと新人の私が、なんて気持ちが入り混じってよくわからないままそれをお酒で流し込むと


須｢沙南お酒強いんだっけ？｣
『比較的？強いと思います？』
須｢なら俺の方が弱いかもな、｣


そう言って笑う須貝さん、なんでもうそんなにべろべろなんですか
須貝さんの前にいくつもグラス並んでないですよ

須貝さんは普段から私の事かわいがってくれてて勝手にかなり慕ってる先輩


『お手洗い失礼します、』


そう言って席を立つと後ろからも足音がして振り向くと須貝さんがいて


『お手洗いですか？』
須｢うん、少し酔ってきて｣
『楽しそうですよね！いつもより笑ってる感あります！』
須｢楽しいよ、沙南酔ってない？｣


大丈夫です、という言葉が口から出ずに吸い込まれたのは須貝さんが私の頭に優しく手を置いたから

ねえ、そんな酔ってるとはいえ優しい目されたら私も期待しちゃうよ？なんていえなくて嬉しそうに笑って先に抜けて早足で歩いてトイレに逃げ込んだ


鏡に映る私は何故か嬉しそうに笑ってて
いつもかわいがってもらってるけど今日は特段嬉しくて、

みんなに話す時に異様に目が合うのはなんで？
私が話す時にいつもより聞いてくれるのはなんで？
不安と一緒に自分のダメなところを話したら最初に否定してくれるのはなんで？


全部須貝さんがいい人だから？


みんなのところに戻る時、少しでもかわいく見られたくてアイメイクがよれているのを指で軽く直す


でも、きっと須貝さんにはこの嬉しい気持ちが通じちゃいけないの


だって須貝さんには大切な大切な彼女がいるから


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