第二節・第二部『猫耳の惨劇!!最悪最恐にぱー☆再び』
「ク〜クックック!!逃げ場はねぇぜ、零。……この狭いラボで俺と、今度は前より深く『
薄暗いラボの最奥。巨大なサーバーの駆動音だけが響く密室で、クルルが零の猫耳の付け根――最も神経が集中する「聖域」に、冷たい指先でそっと触れた。
零「…っ、………やめ…ろ!曹長!」
零の脳内で、再び巨大なダムが決壊する音がした。
「女装(フリル)」+「猫耳」+「クルルの圧倒的
零「っう……ん、……あっ……………」
トロンと潤んだ黒銀の瞳。林檎のように真っ赤に染まった頬。零は、自分を押し込めるクルルの胸板に、力なく「ぽすん」と額を預けた。
零「ん……クルル。そこは…………少しくすぐったいなのですよ。にぱー☆」
「……………………は?」
クルルの指先が、物理的に停止した。
「れ、零?……お前、また『零ちゃまモード』に……ッ!!」
零「クルルは悪い子悪い子なのです。悪い子にはお仕置きが必要なのですよ? ……でも、なでなでしてくれるなら許してあげるのです!みー」
零は、ぴこぴこと猫耳を小刻みに震わせ、クルルの顎の下に自分の頭をぐりぐりと押し付けた。猫が甘えるような、無防備で暴力的なまでの愛らしさ。
零「もっと強く……壊れるくらい、抱きしめて欲しいのですよー!にゃあ〜!」
「………………ッ!!!!」
クルルの脳内演算が、鼻血と共に真っ赤な
計算通りなら、ここで零が顔を赤らめて「……好きだよ」と観念して認めるはずだった。なのに、今目の前にいるのは、本能のままに甘えてくる、天下無敵の
「堪ん、ねぇ……!!だが……あぁ!!これじゃあ、俺の『本気』が……全然伝わってねぇだろおぉぉぉぉぉッ!!」
零「クルルちょっとうるさいのですよ!……お口ふさいで欲しいのです?……じゃあ、ちゅー、する?」
「は?………………………………………死ぬ!!俺様、今度こそキュン死するぜェェェッ!!」
クルルが理性と煩悩の狭間で、自分の眼鏡を叩き割らんばかりに絶叫した、その時だった。
――バギャアアアアァンッ!!
「不浄断罪ッ!!マスター、その!………その猫耳にゃあ?………何ですか!?殺人的な可愛さですが、相手がクルル曹長なのは断じて許せませんッ!!」
「…零ッ!!私のハッピーを!そのドブネズミから引き剥がすッ!!」
シルバとガルルが瓦礫を撒き散らしながらラボへ突入。そこには、「鼻血を出して倒れかけのクルルに、猫耳姿で『ちゅー、しないのです?』と迫る零ちゃま」という、宇宙一不純で、それでいて宇宙一守りたい地獄のような光景が広がっていた。
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